先週は「人権週間」だった。
ちなみに人権週間とは、
「世界人権宣言の趣旨と重要性を広く日本国民に訴えかけるとともに人権尊重思想の普及高揚を図るための週間」であり、「1949年に法務省と全国人権擁護委員連合会が12月10日を最終日とする1週間(12月4日-12月10日)を人権週間と定めた」(Wikipediaより)というもの。
日本の学校現場では、この期間に各学校がそれぞれの取り組みをして、人権について考える。
今年のうちの学校の取り組みのひとつに、こんなものがあった。
「ぽかぽか言葉」と「ちくちく言葉」のはなし。
言った人も言われた人もあたたかい気持ちになるのが、ぽかぽか言葉。
その反対にちくちくと心が傷ついてしまうのが、ちくちく言葉。
その言葉のもつイメージや働きを、うまく表した言葉だと思う。
概念はそれを端的に表す名前がつけられると、広く認知されるようになる。
わかりやすくて低学年の子どもたちにも、ちゃんと伝わる内容。
でもこの考え方は大人にだって、そしてどこの世界にだって、共通するもの。
社会(世界)にはやメディアには、言葉が溢れている。
そしてその中には、人を不愉快にさせ傷つけるものだって少なくない。
たった一言で深く傷つくこともあれば、また別の一言で救われることだってある。
だから子どもたちと向き合う立場の人間として。
あたたかい言葉と態度でみんなの心をぽかぽかにしたいねと、子どもたちと話し合った。
自戒の念を込めて。
本を読んで感想文を書いた。
感想カードを落ち葉に見立て、クラスでひとつの大きな木をつくる。
この気持ちが大きな木となり、みんなの心にしっかりと根をはりますように。