私が保育園に通っていた頃、トーストをお弁当に持っていったことがあった。
ごはんやパンなどの、主食を持っていくことになっていたんだと思う。
当時、我が家にはパンを焼くトースターがなく、
おそらくウチは、魚を焼くような網でパンを焼いていた。
だから、トーストは焦げていることが多く、
こんがりきれいな色のトーストを持ってきている子を見ては、
うらやましく思っていたことを、今でもよく覚えている。
そして今の私の家にも、トースターは無い。
日本円で5,000円以上もするので、買えない。
(何度も言いますが、私たち無給なのでね)
マーレまで買いに行くのも面倒だし、持ってくるのも大変だし、
そんなに頻繁にパンは食べないでしょ、
ピザだって焼かないし、と思って。
しかし今は、島の人は断食中なので、朝と昼には自炊している。
だから朝はパンを食べることが多い。
こっちの人は、パンを焼かないで食べるけど、私は焼きたい!
こんがりきつね色に焼けたトーストに、バターとはちみつをたっぷり塗って食べたい。
という訳で、パンをフライパンで焼いている。
しかしこれが意外と火加減が難しい。
初日は焦げた。あっという間に黒くなった。
そして学んだ!
ポイントは、常に弱火で。
ちょっと目を放すとすぐに焦げるので、その場を離れずに、
ひっくり返したり、火に当たる場所を変えたりと、
短時間の集中戦なのです。
そして当時の、焦げたトーストの意味がわかった。
子どもと自分の支度を急いで済ませ、仕事に行く前に保育園に連れて行く慌しい朝。
そりゃ、パンだって焦げちゃうよね。
画像は、今朝のフライパン・トーストです。