今日は朝からばあちゃんが入院する病院へ。
去年の2月には、米寿のお祝いができるほど元気だった。
あの頃も車椅子には乗っていたけど、おじが住む神戸まで行けたし、
お祝いの席ではみんなに声をかけることもできた。
私にも、「早く結婚してひ孫の顔を見せてね」って、言ってたっけ。
でも、今年の1月に転んで右手と右足を骨折してしまった。
もう歩くことも、座ることも、一人ではできない。
1日中ベッドに寝たきり。
意識も朦朧としている。
家族の誰かが、朝も晩も付き添う。
もともと気性の荒いばあちゃん。
元気な頃も、よく声を荒げて怒鳴ってたな。
体が動かないので、あちこちが痛い。
「しんどい」「助けて」って、大きな声でうなる。
交代で背中や手足をマッサージをする。
「もうやめて」「ありがとう」で、ひとまずマッサージ終了。
でも3分もしないうちに、また「背中押して!」ってお願い。
体が自由にきかず、たまる一方のストレス。
看病している家族に向かって、
「おまえは悪者だ!早く帰れ!」
「お前が来たから調子が悪くなった」
なんていう、言葉が出てしまう。
しんどいんだよね、ばあちゃん。
そりゃあ、じんどいよ。
夜は30分も寝ない。
ベッドを起こして、マッサージして、が夜の間ずっと続く。
これじゃあ、家族の方も参ってしまう。
病気の本人もつらい。
看病する家族もつらい。家族にだって生活がある。
このままじゃ共倒れになってしまうよ。
こういう悪循環がうまく回るようなシステム、ないかな。
高齢化する一方の日本社会。
こういう問題が、今後も増えていくんだろう。