中高生の頃。カバンの中にはいつも、使い捨てカメラが入っていた。
紙製で、フィルムを巻く時にジージーと音がする、あのカメラ。
被写体はもっぱら自分たちで、現像した写真をカラーペンでデコレーションしては楽しんでいた。
なんかそう、当時同じく流行っていた、プリクラみたいな感じで。
だから「写真を撮る」ということは、日常化された作業のひとつだった。
「特別な日に」ではなくて、「いつもの光景を」よく撮っていたなあ。
それが大学生になって中古の一眼レフに変わった時、自然と撮る対象も自分以外のものになり。
空や雲や花や木や・・・自然の風景を撮るようになった。
そして2000年に船で地球を1周したとき。
この地球に暮らす人たちの顔を撮り始めた。
その表情、衣装、周りの光景・・・そのどれもがとてつもなく魅力的だった。
そんなふうにして世界各国を訪れ、たくさんの写真を撮ったここ10年。
初めて目にするもの、初めて体験する感情、まだ知らぬものへの恐怖、辿り着いたときの喜び、そして通じ合えたときのあたたかさ。
旅ってそれらの感情も、写真を撮るという欲求も、大いに満たしてくれるものだった。
そして時代と共に、カメラはデジタルに変わった。
コンパクトが一眼レフになり、そしてここではWater proofに・・・
前置きがだいぶ長くなったけれども。
そんな私の写真技術が、ついにインド人にも認められた!
ここでも毎日のように大量の写真を撮っている私。
モルディブ人にもよく撮影を頼まれる。
首都に行ったらそんなものを大量に現像、そしてプレゼント。
しかし今回は、インド人の教師陣から初めてのオファー。
11月の初旬に、故郷に帰る先生方。
インドから出稼ぎに来ている彼らは、年末の2ヶ月間帰省し、来年の頭にまた戻って来る。
その前にみんなで揃って写真を撮ってくれないかと。
自分たちもカメラは持っているけれども、キョウコ・ミスの腕には到底敵わないから。
(そこまでは言われてないのであくまで想像上)
「朝の光の中だとキレイに撮れるから」と、7:45の出勤の日に7:00に来いと無茶を言う。
それはお断りして8時からの撮影会(10年生がGCのテストの日)。
(ほら、やっぱり上手に撮れたでしょ・・・それにしてもみんな足が長い!)
(これはモルディブ人の先生撮影)
どうぞ年末には家族団らんで過ごされて、リフレッシュして来て下さいね。
異国での単身赴任は本当にさみしいものです・・・
また来年お会いしましょう。
そしてまたバドミントンしたりしましょうね。
あ、今度は料理を持ち寄ってパーティーしたいな。
インドと日本でカレー対決でも。