最近なにかと話題のACのCM。
震災後はCMを各企業が自粛していたので、各テレビ局が独自の判断で放映することのできるAC(旧公共広告機構)のCMが多用されていたらしい。
最近は徐々に普通のCMも流れるようになってきている。
あれこれ意見はあるらしいけれど(CMの最後に流れる「エイシー♪」という音が耳触りだと苦情がきてカットされたとか)、どのCMもメッセージ性があって、私は以前から好きだった。
改めて見るとCMまでクオリティーの高い、日本のメディアってやっぱりすごい。
日本在住のみなさんはよく目にしているだろうけど、このブログを海外で見てくれている方も多いので、ちょっとご紹介。
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- 優しく話しかけると、相手も優しく答えてくれる」編 -
「遊ぼう」って言うと、「遊ぼう」って言う
「ばか」って言うと、「ばか」って言う
「もう遊ばない」って言うと、「もう遊ばない」って言う
そうしてあとで、さみしくなって。
「ごめんね」って言うと、「ごめんね」って言う。
こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。
(金子みすず 『童謡全集』より)
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― 今私にできること編 ―
部屋の電灯はこまめに消そう
パソコンのコンセントは抜いておこう
被災地の人が本当に何が必要か考えよう
デマに惑わされないようにしよう
むやみに買い占めるのはやめよう
みんなでやれば、大きな力に
使っていない電化製品のコンセントは抜いておこう
無駄な電話やメールはひかえる
災害時の連絡方法を決めておこう
必要がないのに買うのは止めよう
被災地の人の気持ちになって考えてみよう
みんなでやれば、大きな力に。
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― その気持ちをカタチに編 ―
(電車内で友だちと談笑する男子高校生の前を妊婦が通る。
気がつくが何もできない少年。若い女性が妊婦に席を譲る。)
「こころ」は誰にも見えないけれど
「こころづかい」は見える。
(階段を重い足取りで登るおばあさん。
一度は通り過ぎたあの少年だが、ふと思い直しておばあさんのもとに駆け寄る。
手を取り背中を支え一緒に階段を上る少年。)
「思い」は見えないけれど
「思いやり」は誰にでも見える
(宮沢章二 「行為の意味」より)
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- 子どもに、あなたの手当てを編 -
「だいじょうぶだよ」
「いつも見てるよ」
「ずっといっしょだよ」
忘れないで下さいください
あなたの手伝えられることがたくさんあります
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-日本の力を信じてる編-
香取「あなたはどんな時でもひとりじゃない」
草なぎ「ぼくらが、みんながついています」
吾朗「互いに譲り合い、助け合いながら」
キムタク「強く、強く、未来を信じて」
中居 「いま、ひとつになるとき」
SMAP「日本の力を信じてる」
トータス松本
「日本は強い国。
長い道のにりになるかもしれんけど、みんなでがんばれば絶対乗り越えられる!そう思う」
「日本の力を信じてる」
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-サッカー日本代表選手編-
各選手の音声は電話で録音されたような音。
各地で被災地へのメッセージを書いたユニフォームでプレーする映像が映っている。
岡崎
「小さい頃に阪神大震災を経験しました。日本の強さは、団結力です。僕も精いっぱい協力します」
長友
「大丈夫、ひとりじゃない。世界中のみんながいます。みんなが笑顔になれますように」
内田
「一人ひとりができることをやりましょう。日本が一つのチームなんです」
みんなでやれば、大きな力に。
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-あいさつするたび ともだちふえるね編-
子ども向けアニメ
こんにちワン
ありがとウサギ
さようなライオン
おはよウナギ
いただきマウス
魔法の言葉で たのしいなかまが ぽぽぽぽーん!!!
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学校の授業で使えそうなものもたくさんある。
そうか・・・ってうなるような、作品群。
寒く厳しい冬の後には、必ず春がやって来る。
日本はそんな国だ。