3週間前は、桜の花びらが舞っていた学校の池。
その池の周りできのう子どもたちが騒いでいたので、ふと覗いてみる。
そこには、大きな大きなオタマジャクシがうじゃうじゃと泳いでいた。
こんな大きいのも見たのは初めてだな・・・トノサマガエルらしい。
よく見るとオタマジャクシは口で木の枝につかまっている。
どうやらそこに着いている藻などを食べているみたい。
この前子どもに似てると言われたからってわけじゃないけれど。
丸くて小さいからか、オタマジャクシってかわいい。
でもこの池からカエルがそれこそうじゃうじゃ飛び出してくる絵を想像すると、かなり怖いよ。
あとどれくらいで、カエルになるんだろう?
今日は昼過ぎに雷雨に見舞われた。
突然黒い雨雲が広がったかと思うと、風向きが変わって雨が降り出し雷も轟いた。
ちょうど下校時刻だった子どもたちはパニック。
家庭訪問に出かけるタイミングだった私たちも教師もたまったもんじゃない。
そんな雨が止んで空がすっきりと晴れ渡った夕方頃には。
もう気温はずい分と下がって、空気の匂いが変わっていた。
「オタマジャクシはどうしているかな?」とあの池に向かう。
すると。
池は水位が上がってあふれ出していた。
そしてあのオタマジャクシたちが、1匹もいなくなっていたのだ。
こぼれた水たまりの中にもいなかったし。
水面をいくら探しても見当たらない。
子どもたちに取られてしまったのか。
それとも危険を察知してどこかに身を隠したのか。
彼らの行方が、ちょっと気になる。