さあ、セドナの次は、グランドキャニオンへ。
広大な国立公園になっていて、多くの観光客が訪れるサウス・リムから反対側のノース・リムまで350kmもあるというんだから、大きさは本当にケタ違い。
サウス・リムの平均海抜は2,300mだから、朝晩はだいぶ涼しくなる。
いくつもの地層が重なる美しさはさることながら、びっくりするのは、その大きさ。
その光景が視界に入る限りずっと続くので、どれくだい大きいのかよく分からなくなるよ。
こんな景色を眺めていると、私に関する出来事なんて何もかも、取るに足らないことに思えてくるから良い。そんなに大したことじゃない、どうにかなるよってこと。
"Every little thing gonna be alright..."って、ボブ・マーリィも言ってたし。
ほら、人間なんて、こんなに小さいんだもの(左上に観光客が見える)。
最表面の地層が2億7000万年前、最も古い底の部分は18億4000万年前のものだそうな。
地球の誕生を45億年前と考えそれを1年間に例えると、人類の出現は12月31日の23時40分くらいだって、中学の理科の先生が言っていたけれど、その話を今回のガイドさんもしていた。
そうなれば人の一生なんて、「くしゃみ」みたいなもんだろうか。
そんなことを思いながら朝陽を眺めて、グランドキャニオンのビューポイントに向かった。
コロラド川は、渓谷の下1,500mを流れている。
グランドキャニオンがあまりに深いため、川を眺められるのは、2,3箇所の見晴台からだけ。
↑右端に見える塔は見晴台のようになっていて、内部にはおみやげショップや壁画があった。
そしてここでちょっとハプニングが。
グランドキャニオンを後にしたときのこと。
このコースの最後のポイントであるアンテロープ・キャニオンに行ってみたら、なんと・・・
どうやら前日の大雨による鉄砲水の危険があって、入れないのだとか。
そう言われると、ますます見たくなる、アンテロープ!
また行くかな・・・
(写真は"BEAUTIFUL PLANET EARTH"というfbぺージからお借りしてます)
仕方ないので急遽、近くにあるホース・シュー・ベンド(馬の蹄の形に見える)に向かう。
途中には火力発電所があった。
そりゃあもう高くて、上から恐る恐る覗いてみると、足がすくむくらい。
「落ちないでね、気をつけてね」ってガイドさんが何度も言うもんだから、余計に怖くなる。
(上がiPhoneで、下がデジカメで撮影。もはや私のデジカメの役割は終わったか・・・)
ああほんとに、地球って美しい。
アメリカの食べ物は、こんなにも奇妙な色をしているけれども。