人混みが苦手なので、土日はたいていのんびり過ごしているけれど。
年に数回あるかないかの平日休みには、行楽地に行ってみることがある。
先日は数ヶ月ぶりに月曜日が休みになった。
こんな時は、ドライブと桜と紅葉と映画と嵐(特に松潤)を愛する、あのねーさんと遠出する。
前の週に、日光まで紅葉を見に行ったという(しかも日帰りで)、さすがのねーさん。
その研ぎ澄まされた嗅覚によると、今週は蓼科辺りがいいんじゃないかと言う。
ならば行きましょう、蓼科まで(片道4時間半くらい)。
「先手必勝」が信条のねーさんとのドライブは、いつだって早朝集合(今回は6:30)。
人より早く辿り着けば、並ぶこともなく、景色や料理をゆっくり楽しめる。
私にとっては、写真が撮りやすくなるので、とってもありがたい。
まずは御殿場から望む、富士山。
いつものお蕎麦屋さんで腹ごしらえをしたら。
横谷渓谷をしばらく歩いて。
カラマツの森を展望台から見渡したら。
蓼科湖をぐるりと歩いて一周。
秋の木々の鮮やかな色を撮るには、背景の青がとっても重要。
そんな青空をつくりだしていた太陽が傾くと、一気に気温が下がり、手袋をするくらい。
ここではもう、秋が終わろうとしていて。
寒い寒い冬へと向かっていくんだね。
この日の月齢は14。
太陽が沈んだ後には大きな丸い月が顔を出した。
中央道を走りながら、ふと暗闇に目をやると、いつもはそこに見えないはずの富士山が、月の光を反射して青白く輝き、ぼんやりと浮かんでいる。
こんな神秘的な富士山を見たのは、生まれて初めてのこと。
山や森の木々の香りがするおいしい空気をたくさん吸って、おいしいものもたくさん食べた。
赤や黄色や青の鮮やかな色で目を保養して、おなかもいっぱい。
(車から見た限り、山梨はまだだけれど、長野の紅葉はまさに見頃。
さすがねーさん、ありがとうございました。往復の運転もおつかれさまです)
日本の暮らしも、悪くないね。
寒いのと忙しいのが、いやだけれど。