先日12日に石垣島付近を通過した台風7号の話の続き。
近所の橋の下にある、とある看板。
「2012年の成人生」による言葉が、けっこう気に入っている。
ただの一枚のベニヤ板なので、台風が来たら飛ばされるにちがいないと、我が家で保護。
自転車やベランダのベンチやら、持ち込める物はとりあえず何でも部屋に置いておいた。
嵐の夜は停電となり、ろうそくで過ごした。
翌朝明るくなって、自転車の近くにあるベッドの枕元に、泥水の跡があるのに気が付いた。
自転車の汚れが、何かの拍子でついたのか。
それとも暴風雨のムービーを撮るのに窓を開けた時に、泥水が吹き込んだのか。
いろいろ考えたけれども、どうも様子がちがう。
ふと上を見上げたら、窓の上の換気扇の下に、同じような泥水の跡が見えた。
暴風雨の時には、こんなふうに換気扇からも雨水が逆流するのねえ。
これは防ぎようがないなあ、なんて思いながら換気扇のカバーを開けてみると・・・
これまたびっくり。
黄色い布巾が、換気扇の羽に絡まっていた。
「こんなものまで飛んでくるのか」と呆れて、その布巾を取った。
換気扇を羽だけの状態にして、またカバーを閉じる。
それからというもの。
その換気扇が、ことあるごとに回るようになった。
風が吹けば、爽やかに回る。
窓を閉めると、ものすごく回る。
夜寝るときに窓を閉めると、すごい勢いで回るその音が、実にけたたましい。
窓が閉まると通気口が換気扇だけになってしまうので、一気に回転数が増えるみたい。
あまりにうるさいので、窓を開けて寝る羽目になった。
以前はこんなことがなかった。
ということは、あの布巾を取ってから。
黄色いチェックの布巾を、もう一度換気扇に詰める。
羽が重くなって、換気扇は回らなくなった。
この辺りは高温多湿なので、空気の通り道がないと、すぐにあちこちカビが生えてしまうらしい。
そのための換気扇だけれども、こんなにうるさいんじゃあ、たまらない。
つまりあの布巾は、台風で飛んできて換気扇に詰まったものではなく。
(外側にはもちろんカバーが付いていて、物が入らないようになっていた)
以前住んでいた方が、同じように換気扇の音に悩まされた結果の忘れ物。
もしくは、台風で水が入って来ないように、布巾を詰めた名残りなのかもしれない。