協力隊同期のひとり、ペリコさん。
彼女とは派遣前訓練の語学クラスが一緒で、2カ月間の訓練中ほぼ毎日顔を合わせていた。
年齢や職種に共通点の多いクラスでみな仲が良く。
派遣中もリレーレターでそれぞれの派遣国(7カ国)を繋いだり、帰国後もなんだかんだで、会う機会も多い(帰国後はまだ一度も全員集合はできていないけれど)。
その彼女が派遣されていたのがパラオ共和国。
パラオと言えば、ロックアイランド(珊瑚礁が隆起して出来た石灰岩の島)が有名よね。
南部のペリリュー島というところで活動していたので、「ペリコさん」と、呼ばれていたらしい。
ペリリュー島の面積は約13平方キロメートル、人口はわずか600人ほどという。
そして戦時中には激戦地となり、旧日本軍の戦跡や戦没者墓苑などが多く残っているらしい。
また最近では、ダイビングスポットとしても有名。
これまた協力隊の後輩隊員が、同じくペリリューでダイビングの仕事をしていたとか。
「パラオ」「ダイビング」関係で、去年は他にも友だちとつながった。
そんなこともあり、なぜか気になっていた、「ペリリュー」と「ペリコ」いうキーワード。
そこにある日、私にも事件が起こったのだ・・・
以前から通っていたけれど、あまりの仕事のいそがしさに足が遠のいていた歯医者さん。
でも夏休みで時間ができ、久しぶりに顔を出してみた。
時間が開いてしまったので、再び歯の状態をチェック。
先生が歯を見ながら「CO」だとか何とか言った後に、聞こえたのだ、「ペリコ」と・・・
わたしはもちろん、「ペリコ」に、反応!
ちょっと怖い先生が席を外した隙に、助手の女性に聞いてみた。
「あの、ペリコってなんですか?親知らずのことですか?」(先生は奥の方でそう言っていた)
「半分埋まったままの親知らずと歯ぐきとの間で、炎症が起きている状態のことです。」
「そうですか・・・。友だちにペリコって言う子がいるので、気になっちゃって・・・」
「えっ!?(しばらく言葉を失う)」
「あ、あだ名ですよ」
いつからか親知らずが生え始めていて、それが半分埋没しているのは知っていた。
それが今回は、歯茎が炎症を起こしているのね・・・
まあ炎症は歯医者さんにどうにかしてもらうとして(私も歯磨きがんばりますが)。
「ペリコ」に思わぬところで再会をして、妙にうれしい私は、帰宅してネットで検索。
あった、確かに「ペリコ(pericoだけれど)」は歯科用語に存在している♫
とってもどうでもいいことだけれど、私は今回のこの記事を、ペリコさんに捧げます!