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ちきゅう



「大泉門がぺこぺこ」


赤ちゃんのおでこの正中線から頭に向かって上がった所に、柔らかい部分がある。
これが頭蓋骨が未発達なためにできるすき間で、大泉門(だいせんもん)。
菱形でぶよぶよしているので、触るとすぐに分かる。
「大泉門がぺこぺこ」_f0204584_2120411.jpg

分娩時には、このすきま部分を利用して、骨と骨が重なり合う。
頭のサイズを小さくして、狭い産道を通って来るのだ。
この他にも、頭の後ろの方には、小泉門というのもあるらしい。

この大泉門、よく見ていると心臓の拍動に伴って脈を打っている。
頭皮がペコペコと、上下しているのだ。


最近髪の毛が薄くなってきた(!)ので、このペコペコが良く見えるようになった。
私はこの動きを見るといつも、ウルトラマンのタイマーを思い出す。

時間切れを知らせる、あのタイマー。
息子も何かを訴えているような気がして・・・


でも動いているからといって、異常なわけではない。
ただ大泉門のところは骨がないので、脳を保護する構造としては弱い。
強くぶつければ、脳に障害をもたらす可能性もあるらしい。


この大泉門は生後9~10ヶ月までは増大するが、その後縮小し始める。
生後16ヶ月頃には、頭皮の上から触知できなくなり、2歳を過ぎたころに閉鎖する。

これに対して後頭骨と頭頂点との間にあるのが、小泉門。
これは生後1ヶ月で閉じてしまうらしい。


そうか、知らない間に、もう、赤ちゃんの特徴がひとつ消えていた。
なんだか、さみしい。

そして大泉門のぺこぺこも、いつかは見えなくなっちゃうんだね。


日々ものすごい速さで成長する赤ちゃん。

きのうできなかったことができるようになるのは、うれしいけれど。
きのうあったものが今日もうないのは、さみしい。


赤ちゃんの成長のはやさを例えて、友だちが言っていた。
「きのうの~ちゃんは、もういない」と。

本当にそうだよね。

今日しか会えない、今日の息子との時間を満喫して。
毎日を大切に過ごしていこう。
by skr201 | 2015-04-19 21:43 | 育児
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by skr201
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