子どもと生活していると、つくづく思う。
本当に毎日ものすごいスピードで、成長していること。
お腹の中では細胞分裂を繰り返して、生物の進化の過程をわずか40週間で駆け抜けてきた、それもすごいけれども。
産まれてきてからも、その成長は目覚ましい。
産まれて3か月で、体重が出生時の倍になる。
首が座り、寝返りをし、腹這い、ずり這い、お座り、ハイハイ、たっちと続き。
「~ができた」という愛おしい成長は、いつまでだって続くんだろう。
親として、そんな子どもの日々の成長を間近で見られることが、幸せなんだと思う。
うちの場合、パパがモルディブ暮らしなので、日本の私たちとは離れ離れ。
仕事の都合があり、まだしばらくは日本に来られない。
今はネットで色々とやり取りができ、毎日子どもの姿を見せることはできるけれども。
本当にそれで、いいのかな。
この子の毎日の成長を、自分の目で見なくていいんだろうか。
すごいスピードで成長する息子にたまに会って、大きくなった姿を見るだけ。
かといって首都ならともかく、衛生環境の整っていないあの島に、まだ小さい子どもを連れて行くのは、とっても不安。
病院だってないし、首都まで船で6時間なので、万が一の時には、日本なら助かる病気でも命を落とすことになるかもしれない。
そんなことを考えると、不安ばかりになるけれど。
パパにも見せてあげたい。親としての喜びを実感して欲しい。
島の子どもたちは、あんなに元気で楽しそうだったし。
うちの子は日本とモルディブのハイブリッドだから、きっと両国に適応できる遺伝子を持っていいるはず。
という訳で、とりあえずは今年の夏に、数週間滞在をして、状況を判断。
それで問題なさそうであれば、1歳の予防接種が済んだあたりで、暮らしてみよう。
パパのいる国で、パパのいる生活を。
モルディブ生活が、また始まることになるんだ。
アジサイが咲き始める頃の、ちょっとした決心。
人生に迷った時には、いつだって「わくわくする方」を選ぶのが良い。
その方がきっと、道が続いて行くから。