その昔我が家で飼っていた犬(コーギー)も、色々な恰好で寝ていた。
①体を丸めてあごを地面につけたり、②仰向けで両足を広げていたり、③横になって両手両足(前足後ろ足)をそろえて寝ていたり・・・
上の図(これは猫だけれど)の真ん中の眠り方は、犬がかつて狩猟生活をしていた頃の習性の名残で、脳は眠っているけれども体はいつでも動ける状態(ノンレム睡眠)で、地面につけたあごの骨からの骨伝導により、周囲の状況を把握しているらしい(①)。
②についてはさすがに解説はないけれど(安心して爆睡しているのは確か)、③は体は弛緩して休息状態にあるけれど、脳は覚醒時に近い状態(レム睡眠=Rapid Eye Motionの略で、まぶたの下で目がキョロキョロ動く)だと言う(「
快眠寝具研究室」より)。
息子は最近、この③の恰好で眠るのがお気に入りらしい。
抱っこして寝かせて布団に置く時、どんな風に寝かせても素早くくるりと回転して、両手両足を揃えて横になる。
その様子がとっても、おもしろい。
あっという間にくるりと回転する姿に、くすりと笑ってしまう。
そんな息子の姿を見ながら、かつてあの犬もこうやって寝ていたなと思い出し。
犬も人間も寝る時の姿はあんまり変わらないのね、子どもってそうなのかなあ・・・なんて考えたいたら。
私と息子が昼寝をしている姿を見て、母が言った。
「あんたと~(息子の名前)、同じ格好で寝てたよ。親子だね~」と。
両手両足を揃えて寝ていたのは、犬と息子だけでなく、私もだった。