ちきゅう



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71日目 「左に曲がります、ご注意下さい」

「ピピー、ピピー、左に曲がります、ご注意下さい」

マーレでは、毎朝こんな音に目を覚ました。

日本では仕事を終えた、まだまだ使える車たちが、
毎年たくさん外国に売り払われていく。
モルディブにも多くの日本の中古車が輸入されていて、
街を歩いていても「○○工務店」なんて書かれたトラックを目にすることも多い。

ラマザン中にも、毎朝同じ時間に同じ角を左に曲がる。
ハンドルを切るたびに、バックするたびに発せられる「なぞの音」に、
運転している人は毎回首をかしげているのだろう。
その瞬間を想像すると、おもしろい。
いや、言葉だとは分かってないかもね。
しかし、毎回注意してくれるなんて、
日本人って、日本製のものって、やっぱり律儀。すごいなあ。

きのう島に帰ってきた。
ここにはもちろん、そんなおもしろ日本語を話す車は存在しない。
女性たちが朝早くから、庭や道を軽やかにほうきで掃く音で目が覚める。

この島にあるのは、①救急車が1台と、②自転車、そして③荷物運び用の手押し車のみ。
人々はみな、おじさんもお兄さんも、なぜかピンク色のハローキティー自転車に乗っている。

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島ではラマザン中は毎晩、バレーボール大会が行われている。
自分たちで仲間を集めてチームを作り、ユニフォームまで作るという力の入れよう。
20:30になると、試合に出る人、それを見る人など、
大勢の人が港の近くのバレーボールコートに集まって来て、
大会は大盛り上がりの中、深夜まで延々と続く。

ラマザン中は、日が沈んでいる間に多いに食べ、多いに遊ぶらしい。
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by skr201 | 2009-08-31 22:16 | Trackback | Comments(5)

70日目 「ホリデーが終わる」

ラマザン開始の1週間のお休みも、きのうの土曜日で終了。
金曜日が安息日のイスラム教国では、日曜日が週の始まり、
つまり今日から学校もはじまるのだけれど、
島へ帰る高速船が日曜日しかない+日曜日は授業がないという理由で、
今日まで休みが取れた私は、みなさんより1日多いホリデーを終え、
本日14:00の高速船で島へ帰る。

マーレに来て感じたことは、
時間の流れが速い。あっという間に一日が終わってしまう。
物価が高いので、何をしてもお金がどんどん飛んで行く。
自分の思いを、日本語で表現できる(聞いてくれる人がいる)ので、とても楽!
たくさんの人たちと関わることができるので、毎日が新鮮。
街が大きい!歩くと大変!
(あの小さな島の中で、普段いかに歩いていないかということに、気が付かされる)

島では自分の時間がたくさんあるので、仕事を充実させることの他に、
①早寝早起きをする(日の出と共に起きるような生活を)
②運動をして体力をつける(うまく行けば減量も)
③ディベヒ語や英語など語学の勉強をする(ディベヒを覚えたら英語を忘れた)
④日本の学校へ月に1回新聞を発行する(8月号は送付させてもらいました)
⑤ごみ問題の改善
 (ごみを拾う→ゴミ箱を設置する→ポイ捨てしない→分別する→焼却炉購入?)
ということを、目標にしようかな。
特に⑤については、ゴミ箱や焼却炉購入にあたりスポンサーを探し始めないと!

今後は、電話代節約のため、このブログも毎週月・水・金曜日に更新する予定です。
これからも覗きにきて、そして応援でも苦情でも何でも良いので、ぜひコメントを下さいね。
遠い島で一人ぼっちで働く身には、みなさんの一言が、本当に大きな励みになります。
よろしくお願いしますよ♪

①首都隊員「ピアニー」の家の窓に写る夕焼け
②クルーザーと日が沈んだ空と月
③マーレに沈む夕日

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by skr201 | 2009-08-30 04:45 | Trackback | Comments(2)

69日目 「ローダ・ヴィッラーにお呼ばれ」

ラマザン期間中は、18時過ぎのバンギ(イスラム教のお経)が街に流れると、
みなさん一斉に食事を始める。

そのBREAK(破る)FAST(断食)の食事会には、
友だちを誘ったり、誘われたりするのが慣習のようで、
私たちもあちこちにお邪魔している。

きのうは事務所の調整員の方のお宅にお邪魔した。
ご家族がモロッコの方なので、モロッコ風ローダヴィラで、
ハリラー(モロッコ風スープ)と、クスクス(粒が小さいお米のようなもの)を頂いた。
モロッコには以前行ったことがあったので、
懐かしく、おいしく頂きました!

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そして今日は、先輩隊員のお宅で日本食パーティーに呼ばれた。
ご家族が日本から来ていて、日本食を持ってきてくれたそうなので、
貴重な日本食をシェアさせて頂いた!シュークリッヤー!

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こちらは同期隊員Yさんの家。
こうして見るときれいなんだけど、今まで倉庫だったところを住居にしたので、
水が出なかったり、水漏れしたり、いろいろと問題があるよう。
エレベーターの無い8階!毎日がエクササイズ!
ちなみにテーブルの上にあるのはパパイヤです。
今が旬だそうで、甘くてとてもおいいしい!

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今日もこれから、勤務校の校長(マーレから島に単身赴任している)のお宅に行ってきます。
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by skr201 | 2009-08-29 23:36 | Trackback | Comments(0)

68日目 「ごみの話、これまでとこれから」

今回のマーレ上京の目的であった携帯電話を、
先日ようやく購入した。

ラマザンの影響で90%閉店状態の商店街で、
なぜかやっていたケータイSHOPにて、
「インターネットができて一番安いもの」と言って購入した。
お会計は、1,025Rf(1,025×8=8,200JPY)なり。
これをケーブルでPCに繋いでネットができるようにするのに、
またひと苦労、ふた苦労あったけど、
みなさんのご協力のおかげで、なんかと繋がった。

これで島でもメールチェックやブログの更新ができる。
でも料金が割高なため、きっと今のように毎日はできない。

なので、今のうちに、出来る限りのことはやっておきますね。

今日は今後の私の活動の大きなテーマの一つになるであろう、「ごみ」の話。

いつかも書いたことがあるけど、モルディブの人たちは、平気でごみをポイ捨てする。
道路や海や、そして時には家の中でさえも。

これは日本人の感覚ではなかなか理解しにくいところだか、
外国ではよくあることで、他の国に派遣されている隊員からも、
残念ながら同じような話をよく聞く。

この状況に驚いた私たちは、語学期間中のひとつきの間、
毎日早朝のごみ拾いを続けた。

ごみを拾っていると、「ありがとう」「ポイ捨ては悪いことだよね」と、
優しく声をかけてくれる人がいる。
だけれども、ひとつき後、島を見渡しても何も変わっていなかった。

それはごみを拾うのが、彼らではなく、私たち日本人だから。
彼らの考えや行動に変容を起こさないと、何も変わらないのは当然だ。

昔は食べ物にしても天然のものが多く、その皮や種や骨などを大地に捨てても、
海に流しても、分解されて再び食物連鎖の輪に還ることができた。
今もそれと同じ感覚でごみを捨てているのかも知れない。

それならば、プラスチックや瓶、缶などの人工物は永遠に自然に還らないことを、
教えなければならない。このような環境教育も、重要だろう。

まず始めには、ごみを捨てないようにすること、
そして今あるごみを、自分たちで拾うこと。
それから自分たちの問題について、未来について、考えること。


8月になってからうれしいことが2つあった。

まず1つめは、島にゴミ箱ができたこと。
(以前あったゴミ箱は、2004年の津波で壊れてしまったらしい)
港にある商店の前に、いつの間にかゴミ箱が設置されていた。
これは私たちの活動も、影響していると考えていいかな?
ゴミ箱の前にごみを捨てる人もまだまだいるけれども、
引き続きうるさく声を掛けていこうと思う。

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そして2つ目は、ごみ拾いの活動を、授業に取り入れられたこと!
体育の授業がが2時間続きの時間割のため、活動時間に余裕がある。
なので、島でも比較的ごみが目立つ学校の裏の海岸を、
子どもたちと一緒にごみ拾いすることにした。

「ゴーニ」と呼ばれる砂を入れる袋を持って、
子どもたちはビーチに走っていく。
最初は「いやだなあ」なんて言っていた子も、
そのうちごみ拾いに夢中になり、友だちと競争しながら拾っていた。
誰がいちばん速く袋をいっぱいにできるか、
誰の袋がいちばん大きいか、いつの間にかゲームのように楽しんでいる。

最後には、ごみを学校に持ち帰り、先生方に褒めてもらう。
そんな時の子どもたちの顔は、どこか満足そうに見えた。

この活動を続けていくことができたらと、切に思う。
あと1年半の間で、この島に根付くものを残していきたい。

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by skr201 | 2009-08-28 07:15 | Trackback | Comments(0)

67日目 「雨漏り」「歯」「舌」


赤道直下のモルディブには、季節が2つある。

雨が降る雨季と、降らない乾季。
5月から10月くらいまでが雨季といわれていて、最近良く雨が降る。

ここのホステルにやってきた時も、となりの部屋が雨漏りをしていた。
水がぽたぽたと落ちてきて、床が水浸しの状態。

きのうの夜も雨が降っていて、気が付いたら雨漏りがしていた。
2時半くらいに他の隊員がホステル内を見回って、
安全確認をしてくれていたので、それで目が覚めた。

そうしたら今度は、となりの部屋の扇風機から水がポタポタしていた。
廊下の蛍光灯からもポタポタしていた。
電気のスイッチを入れたらブレーカーが落ちた!
電気系統にも水が入ったのかな?

今も雨が降っているので、ちょっと怖いです。
直してくれるように頼んだけれど、
なんせラマザン中なので、物事は進まないのです。


今日は常日頃不思議に思っている
「モルディブ人のなぞ」について。

島の人は、砂で歯を磨く。
砂といっても珊瑚でできた砂で、
真っ白くて粒の大きい、きれいなもの。
それを指につけて歯をゴシゴシとやる。

もちろん歯ブラシや歯磨き粉もあるので、
それを使っている人もいる。

砂磨きのせいなのか、
みんなとても歯がきれい!
真っ白で、歯並びもいい。

そして最近気になっているのが、
モルディブ人の「舌」。
不思議なくらいみんな、舌がきれいなのです。

日本人の舌って、少し白っぽくて、
ざらざらしたりするでしょ?
でもこっちの人は、健康的にピンク色で、
白っぽいざらつきがない。

これは何でなんだろうか?
ちょっと気になってること。

①ホステル前の工事現場。
 きのうまでは無かった巨大な水溜りが出現した。
 工事現場ではバングラディッシュ人が働いていることが多い。
②緑の少ないマーレの街に、きのうガーデンを見つけた。
 大統領府に飾る花を育てているそう。
③上と同じく。ここはマーレ一の癒しスポットだわ。

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by skr201 | 2009-08-27 18:50 | Trackback | Comments(0)

66日目 「モルディブ学校事情」

ここ数日、首都にある事務所で過ごしている。
日本語が話せるのがうれしいのはもちろん、
ここには色々な人がやって来るからおもしろい。

首都隊員はもちろん、地方島隊員が上京してきたり、
OBやOG、その家族や友人知人、JICA関係者やゲストなど、
様々な人たちがやって来ては去っていく、交差点のよう。

また、キッチンがついているから、
スーパーで材料を買ってきて自炊もする。

おとといは日本のカレーライス、きのうはいなり寿司をつくった。
贅沢にも日本のお米を使って!!(ある所には売っている)

やっぱり日本食っておいしいなあ♪
私は何を食べても生きていけるタイプなので、
毎日モルディブ料理でも何の問題もないけれど、
でも日本食を食べると、日本人のDNAに染み渡る。
多種多様な食材を扱う日本料理ってすごい。

こっちでは、米と小麦粉と魚と唐辛子しか食べてないもんね。



モルジブ事情⑤ -KEYODHOOの学校ー

人口およそ700人のこの小さな島には、
1年生から10年生までの123人の子どもが通う学校ある。

教室が5つに、小さな図書室とパソコンルーム、職員室と事務室という構成。
教室の数が足りないので、午前中(6:45-11:35)は高学年、
午後(12:45:17:35)は低学年というように交代で使っている。

日本と同じように国語(ディベヒ語)や算数、理科、社会の授業はもちろん、
英語やイスラム教、環境教育、FISHERY SCIENCE(漁師の島ならでは!)、
経済、商業、簿記など、実にたくさんの教科を勉強している。
1ピリオド35分と短く、しかも教科担任制なので、
テンポ良く授業が回っていくという感じ。

先生たちは、半分が地元ケヨドゥーの先生、
そしてもう半分が南インドから派遣されている先生という具合なので、
職員室は、インドなまりの強い英語がとびかっている。
(英語はインドの先生から習うので、この島の子どもたちの英語もインド風)

私の日本語なまりの英語も聞き取りにくいらしく、
お互いに「えっ?、何?」を連発しながら、
何とか会話している毎日。

モルディブでは音楽や体育の指導法が確立されていないので、
これまでは授業もほとんどやっていなかった。
私の仕事は、子どもたちと一緒に体育や音楽を学んで、
そのおもしろさを伝えたり、
将来、体育や音楽を指導できるような子どもたちを育成すること。
一応先生方にも教科指導をすることになっているのだけれど、
そっちの方はまだ時間がかかりそう。

とりあえずは手始めに、
体育では折り返しリレーを、
音楽では歌とキーボードの指導を始めた。

どちらの授業も、まずは、
・静かに話を聴くこと
・質問や意見があれば手を挙げること
・整列や隊形移動
ということを子どもたちと約束したけれど、
これがとても難しい。

とにかくおしゃべりで動き回る。
約束は守らずに、自分のやりたいことばかり主張する。

しかも低学年ほど英語は通じない。
今月中には通訳をつけてもらえるよう交渉したけれど、
これもいつになることやら...

ラマザン期間中は、学校のある昼間が断食中なので、
活動量の多い授業はできなくなる。
しばらくはのんびりと過ごして、
ラマザン明けからは、
音楽ではキーボードやリコーダーを、
体育では縄跳びやボール投げを、
そして環境教育ではごみ拾いを、
順次導入していけたら良いなと、考えています。

画像は、
①学校の教室の様子。
壁や窓がなく、隣の教室とはパーテーションで区切られている。
②3年生の子どもたち。
この青い服は体操着(2006年導入)で、その普及に比例するように、
体育の授業の質も上がってきているという。

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by skr201 | 2009-08-26 04:25 | Trackback | Comments(2)

65日目 「断食中は味見もできない」

ラマザン中のちょっとおもしろい話。

先日マーレ在住のモルディブ人の方のお宅にお邪魔した。
夜の22時過ぎだったけれど、
ラマザン中はいつもよりさらに夜更かしになるこの人たちは、
小さな子どもも起きていた。

そこでお茶とヘディカ(甘口/辛口と種類が豊富な菓子。おいしい!)を
ご馳走になったんだけれども、これがいつもより塩辛い。

何でかなあ、と思って聞いてみると、一言。

「味見が出来ないからよ」

そうなんです。
18時過ぎの食事の解禁に向けて、
マンマたちは日中から料理の準備をするのだけれど、
その時ももちろん、何も口にすることができない。

という訳で、いつもとは一味違った仕上がりになるようです。


モルジブ事情④ -衣服ー

イスラム教では女性は髪や肌を隠すということになっている。

小さな子どものころはもちろん私たちと同じような格好をしているのだけれど、
女の子は年頃になるとブルガという大きなスカーフを頭に被り、
ヘドゥンという長袖のカットソーのようなものを着て、
細身のパンツをはいている。

当然暑いのだろうけれど、
おしゃれを楽しむ女性たちはそんなことは絶対に口にせず、
ブルガとヘドゥンの組み合わせを工夫して美しさを競い合っているよう!

これは全部手作りなので、
生地選びからすべて自分の好みで作ることができる。

マーレまで布を買いに行ったり、
島に週に1回やって来る定期船が運んで来る布を心待ちにしたりと、
まずは布を決める。

そして次に、自分の好きなデザインで縫う、もしくは縫製屋さんに頼む。
すると自分だけのヘドゥンが出来上がるのです!

これに同系色のブルガを組み合わせて、
(このブルガの巻き方にも色々なバリエーションがある)
出来上がり。

シャワーを浴びるたびに着替えたりするものだから、
島の人たちはとてもおしゃれ!

私たちも1ヶ月間の語学研修中にヘドゥンを仕立ててもらった。
これを着ているとみなさん
「ハーダ・リーチェ!(とてもきれいだね)」と、
ニコニコしながら褒めてくれる。

では男性はというと、
襟付きのシャツに長ズボンという格好が平均的なのだけれど、
若い人はTシャツやハーフパンツをはく子も多く、
おじさん連中はムンドゥという布をパレオのように腰に巻いている。

このムンドゥがどれもかっこいい!

なぜがみんな、だいたい青のチェック柄で
おへその下辺りで結び目を作り、
普段は足首の長さにしているのだけれど、
仕事をする時にはウエストの所をクルクルツと巻いて、
膝の高さに調節したりしている。
動きやすいようで、漁師さんが漁に行くときに巻いていたり、
おじさんたちが家で過ごすときの部屋着になったりしている。

では私はというと、平日は毎日体育の授業があるので、
ポロシャツにジャージという、日本の学校スタイル。
そして休みの日には、日焼けしないように、
やっぱりポロシャツ(首や胸元を隠せる)にロングスカートやパンツという格好。
私の大きな顔では、ブルガを巻いても忍者にしか見えないので、
被るのは諦めることにする。

写真は、
①ブルガとへドゥンをまとう女性たち
②10年生の女の子の制服
③ムンドゥを巻いてもらう同期隊員のS「ラギー」


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by skr201 | 2009-08-25 21:34 | Trackback | Comments(0)

64日目 「首都で見たバッパ」


ラマザン3日目となり、だんだん様子が分かってきた。

昼間外に出ても、お腹がすくだけで何もいいことは無い!
ラマザン休暇中の昼間は、家に閉じこもっておくのが賢明なよう。

きのうは島からバッパ(大家さん)がマーレにやって来た。
島の人は、たまにこうやって上京して、大きな買い物をして帰る。

ここのお宅は、語学訓練中は首都隊員「ピアニー」の家だったので、
バッパ(父)は、マンマ(母)からの手土産だという、
テルリケヨ(パンの実を揚げたもの)と
テルリファイ(ムラガファイという葉を揚げたもの)を持って来てくれた。

モルディブ料理にすっかりハマってしまった身にとっては、
この2つはかなりおいしいくありがたい。
モルディブの「おふくろの味」といったところ。

バッパは今回、私の部屋に冷蔵庫を買ってくれるらしい。
なぜかそのうち洗濯機も買ってくれるらしい。
でも、きのうしきりに「お金が無い」と言っていたから、
無理しなくて良いのだけれどな。

そしてなぜか不思議なことに、大都会マーレで再会したバッパは、
何だかいつもより小さく見えた。
島ではあんなに偉そうに(!)、堂々としているバッパ。
手先が器用で、何でもすぐに作ったり修理をしてくれる頼もしいバッパ。

だけど首都では、そんなバッパのいつものムンドゥ(腰巻)だって浮いている。
心なしか顔も不安そうだよ。


さて、今日もモルディブ講座は続きます。

モルジブ事情③ -ケータイー

Keyodhooは、首都マーレから南に約80kmほどの所にある。
マーレから週に1回やって来る定期船が、
生活物資を運び、人々の足となる唯一の交通手段である。
マーレから4、5時間といったところ。

電気は島で発電している。なので停電もしばしば。
水は雨水と井戸水を併用。
料理はプロパンガスもしくは薪で。
電話線がないので、インターネットはできない。

「なのに」というか、「だから」というか!

島の人は、ほとんど誰しもが、ケータイを持っている。
しかも、ものすごく頻繁に、電話をしている。
語学研修の先生も、授業中にちょっと自分の手が空くと、
私たちを放ったらかして、電話していた。

そして、ケータイで写真を撮ったり、
歌をダウンロードをしたりと、
高機能のケータイをフル活用している。
i-phoneのような、液晶画面をタッチして操作するような、
ちょっとおしゃれなケータイも、ささっと使いこなしている。

最初それを見たときには、
この僻地にして、ケータイフル活用とは...と、
そのギャップに、かなりびっくりした。
首都で売っているケータイは、日本と変わらず数万円もするので、
島の人には、なかなか手が出ないはず。

やっぱりケータイの普及するスピードってすごい。

そしてさらに、PCの操作もかなり上手。
学校で授業もあるので、子どもたちもよく知っている。
先生たちはPCで、授業で使う教材をつくっているし、
賞状を作って、子どもたちの意欲を高めようと工夫している。

先週は「PRIZE DAY」というのがあって、
去年1年間の成績優秀者を称える会が、島民を集めて行われた。
夜の20時半から23時近くまで、延々と表彰が続く!
賞状とトロフィーと、きらきら光る包装紙で包まれた商品が、
呼名と共に一人ひとりに手渡された。

そこでもPCを活用して、
会場のデコレーションをしたり、
プロジェクターで映像を見たり、
効果音を編集したりと、PCの活用技術にびっくり。
PCの普及のスピードと、人々の適応能力ってすごいな。

ちなみに表彰式で使われた音楽は、
私が日本から持って来たもの。
あんなものは使ったことがないらしく、
校長先生も、「ワラッ、サリー(すごくかっこいい)!」と大喜び。

音楽やその他諸々たくさんのデータをくれた、
21-1KTCの3班班長さん、ドンナバット!

画像はi-phoneを操るATIFA。
彼女は最初にホームステイしていたお宅のお嬢さんで、二児の母。
いつも仲良くしてくれて、シュークリッヤー!

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by skr201 | 2009-08-24 14:54 | Trackback | Comments(0)

63日目 「階段が登れない」


マーレに来て気が付いた。

階段を登れなくなっている!
そう、いま住んでいる島には2階建ての建物がなく、
(正確には2つあるのだけれど、行かないので)
あの島に住んでいる限り階段を登るという行為はしないのです。

日本に帰るころには、階段の登り方を忘れてしまうかもしれない!
夏休み恒例の富士登山はどうなるんだろう!
トレーニングを始めなければ。
脚力やお尻の筋肉を鍛えるには、どんな方法がいいのかしら?
誰かご存知の方は、教えてください。

ラマザン初日であったきのうは、静かに過ぎていった。
夜には大騒ぎするのかと思っていたけど、
閉店している所も多く、みなさん家で過ごされたよう。

ちなみにこっちの人たちは、
まず日の出前の4時くらいに食事をし、
その後お祈りをしたら少し寝て、12時、3時、6時のお祈りを済ませたら、
日没後に一斉に食事を始めるそう。
そしてまた、22時くらいに食事をして寝るのだという。

私たちは断食に参加する必要はないのだけれど、
日中は街を歩いていても水を飲むこともはばかられるし、
もちろんレストランで食事というのもできない。
つまり何か食べたいのなら、家に閉じこもって自炊するということになる。
このラマザンはひとつきの間続くので、
そのうち体験してみようと思ってます。

この辺でまた、第2回モルディブ講座にお付き合い下さい。

モルジブ事情② -トイレー

こちらの部屋には、どの部屋にもシャワールームがついている。
トイレとシャワー(もちろん水のみ)と洗面台がセットになっていて、
みなさんお祈りの前には体を清めているよう。
お祈りは1日に6回あって、毎回バンギというお経が町に流れる。

モルディブの地方島では、
飲料水は雨水(降った雨をタンクに貯めたものをそのまま飲む!でもおいしいのです)、
生活用水は井戸水を使っている。
井戸水は少し硫黄の匂いがするのだけれど、
割と豊富にあるらしい。

ここでもトイレには紙がなく、
トイレの横についている小さなシャワーを使う。
なのでこの島の人はトイレットペーパーを使わないのはもちろん、
ティッシュペーパーもあまり目にしない。
鼻をかむときには手で片方の鼻の穴を押さえて、
えいっと勢いよく吹き出している。

私もあちこち旅をしたけれど、
アジア、中東、アフリカなど、
世界にはトイレットペーパーを使わない国がたくさんある。

逆に言えば、トイレットペーパーを使うということは、
それを流せるだけの下水処理やその他もろもろのインフラ設備があり、
それを大量に輸入または生産するだけの資金や技術がある、
一部の豊かな国に限られたことなのだろう。

もし世界中の人々が一斉にトイレットペーパーを使い出したら、
世界中の森林資源は一気になくなってしまうという話を聞いたことがある。

これも贅沢のひとつなのかもしれない。

写真は我が家のトイレと、その横にあるウォシュレット?

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by skr201 | 2009-08-23 14:54 | Trackback | Comments(0)

62日目 「ラマザン初日」

きのう首都に上がってきて、
久々にPCがネットにつながった。

メールをチェックして返事を書いて、
ブログを更新して...なんてやっていると、
いつの間にか数時間が経ち、夜中になっている。
うーん、おそろしきネット依存症。

島に帰ったらケータイでネットにつなぐので(希望的観測)、
通信速度も遅いし、なんせ1分ごとに課金されるから、
のんびりはできないし。

数週間ぶりにあった首都隊員の同期Yさんは、
都会暮らしで肌の色が白くなり、
髪の毛も短くなって何だかキュート!
やはり都会の人は、ちがうわ。

今日からラマダンが始まるので、
きのうの夜のマーレの街は大混雑!
みなさんラマダンの前には、食料を買い込むのはもちろん、
部屋の内・外装を新しくしたり、
食器を買い換えたり、庭に砂を敷き詰めたと、
1年に1回、気持ちを新たにするよう。
スーパーも大行列で、
行列の苦手な日本人は買い物をあきらめました。
写真はそんな人や車があふれるマーレの街。

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そして、今日はちょっと長くなりますが、
この辺でモルディブ文化をちょっとご紹介したいなと、
まずは食事について書いてみます。

どうぞお付き合い下さいれ!

モルジブ事情① -食事ー

この国は、生活にかかわるほとんどすべてのものを
輸入に頼っている。
だから「MADE IN MALDIVES」のものを見つけるのは難しい。

産業を育てることよりも、
何もかも外国から輸入することを選ばざるを得ないらしい。
(でも漁業は盛んなので、魚やその加工品はたくさんある。)

食料品もほとんどが輸入品なので、
値段も高く、中には日本で買うより高いものもある。

輸入品ということはつまり、新鮮なものがないということ!
野菜も果物も、卵も、いつのものか分からず、
店頭に並んでいながら腐っているものも。

最近は、「牛乳が飲みたい」という思いに駆られてる。
マーレには輸入品の牛乳が売っているけど、あれはちょっと違う。
島には粉ミルク(溶かして飲む)もあるけど、あれも別物!
牛がいないのだから仕方ないけれど、
おいいしい牛乳をガブガブ飲んでみたい。
学校給食が懐かしいわ。

では何を食べているのかというと、
○朝食
・ロシ(小麦粉に水や油を加えて焼いたもの)
・ちょっとした魚のおかず(香辛料やヤシの実やハーブと一緒に煮たり揚げたり…)
・砂糖たっぷりの紅茶

○昼食
・ご飯(臭みを消すためにココナッツミルクを入れて炊いている)
・ガルディア(魚のスープ。これをご飯にかけて食べる)
・ガルディアの付け合せに生のタマネギやライム、唐辛子など
・ちょっとした魚のおかず

○夕食
・ご飯
・ガルディア
・魚があれば焼き魚(これはとてもおいしい♪)

というのが平均的な食事。
イスラム教の休日にあたる金曜日は特別な日で、
食事もチキンや炒飯が出たりと豪華になる。

何でもかんでもご飯にかけて、それに唐辛子を加え、
右手でクチャクチャと混ぜて、そのまま右手で食べる。
「混ぜれば混ぜるほどおいしい」というのが、こっちの人の考え。

8月からは自炊をすることになっていたのだけれど、
大家さんも同じ敷地内に住んでいるので、
お金を払って食事をつくってもらっている。
この島のおいしいものを、できるだけたくさん食べるために!

そして気がつくと、
私もモルディブの人たちと同じように
食べ物には何でもミルス(唐辛子)をかけ、
飲み物にはたっぷりの砂糖を入れている。

画像は、
①左は粉牛乳の缶、右上がコーヒー、その下2つがツナの缶詰。
ツナカンは肉の変わりに色々な料理に使われる。
というか、これしかない!
②ある日のメンドゥル・ケウン(昼食の意味)
右上から時計回りに、ガルディア、
テルリマス(魚のから揚げ)、ご飯、
クリマス(魚を香辛料で煮込んだもの。カレーのような味がする)

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by skr201 | 2009-08-22 14:20 | Trackback | Comments(0)


モルディブでの島生活  +日本での日々の記録    -under the same SKY-
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