ちきゅう



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193日目 「大晦日の満月」

今日は更新日ではないけれど、今年最後の写真撮影をしたのでね。

いつものように夕焼けを眺めていたときのこと。
そういえば昨日の月もきれいだったなあと、後ろを振り返ると・・・

大きな黄色い満月が、海から上がってきたところだった。
その美しさにしばし見とれる。

2009年の最後の日に、モルディブのきれいな海の上で、満月が見られるなんて!
幸せだ。

カメラを持っていなかったので、目に焼き付けることにした。
「モノより思い出」って、日産もCMで言ってたし。
(これはカメラを取りに行くのが面倒なときの言い訳の台詞。家まで1分だけど。)

月の光の下でまず、ヨガをしてみた。
歌を歌ってみた。
でも月の歌って意外と少なくて、すぐに終わった。
月の神様に、今年のお礼と来年のお願いをしてみた。

こういう風に、自然の至るところに神性を見出し、八百万の神を信じるのって日本独特なのかな。
イスラム教は唯一神なので、こういうことはまずない。

しかし、先日実家から三脚を送ってもらったことを思い出し、走って取りに行った。
こういう時にこそ、使わねば!

再び港に戻ってきた。
こともあろうに、月は雲の中へ。
そう、今日は雲が多い。

しばし待つ。
新しい三脚の取扱説明書を読みながら。
これ、どこで買ったんだろう?
日本語がひとつも書いてないよ・・・

30分ほど待つと月が出てきた。
でも、海から上がってきたときのような大きさや黄色の濃さはなく、小さく白くなっていたけど。

地元の人曰く、今日の夜中に、月食があるらしい。
本当かな。
とりあえず夜中にまた、カメラをセッティングしよう。

とりあえずは、今年最後の満月をどうそ。

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by skr201 | 2009-12-31 20:22 | Trackback | Comments(2)

192日目 「ピクニックへ行く」

同じ環礁内の"Bodumohoraa"という島へピクニックへ行った。

{モルディブでは環礁(珊瑚礁である一つひとつの島々がいつくも集まって輪になっている)ごとに、日本語で言う「あいうえお」のような名前をつけて分けている。
私が暮らすケヨドゥー島は、北から11番目の環礁であるV(vaavu)アトール(環礁)に位置する。}

「モルディブの過疎地」と呼ばれているこのアトールには、人口500人に満たない小さな有人島が5つと、2つのリゾートがあるのみ。
他にもいくつかの島があるが、どれも無人島ということになっている。
今回訪れた島も、そんな無人島のひとつだ。

今は年末のバケーション時期ということで、島にはイタリア人グループが遊びに来ている。
このイタリア人2家族は、島に別荘を建てて、長期休暇ごとにやって来ては島生活を楽しんでいるのだ。
(もちろん相当なお金持ち!)

先のリゾートは両方ともイタリア人が経営してるということで、ゲストもほとんどがイタリア人。
アイランド・ホッピングやダイビングの合間の休憩地として、この島にもやって来ることがある。
島民も男性はリゾートでレストランのウエイターをしたり、船の運転をしたりと、リゾートと関わっている人も多い。
そんなこんなでこの島と縁があって、彼らは年に数回数週間を、ここで過ごしている。

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これはそんなリゾートの一つで、"Dhiggiri Tourist Resort"。
モルディブ定番の「水上コテージ」。
そしてそれらのリゾートに物資を運ぶサプライドーニ"Lily"の船長。

そのイタリア人御一行様がピクニックに行くというので、便乗させてもらった。
リゾートで仕事をしていた時期に彼らと出会い、以後この島に別荘を建てて現在に至るまでのお手伝いをしているのが、私たちの語学研修の先生であるソフーラの旦那さん。
という訳で、私も食事に誘ってもらったりと、良くしてもらっている。

Bodumohoraaまでは直線距離で十数km。肉眼でもはっきり見える距離。
ドーニは時間をかけてゆっくり進む。

波の無い日だった。
海面は溶けたチョコレートのような不思議な動きをしている。
のっぺりのっぺりしているというか。
雲が写る。空も写る。白くて青くて空色の海。

途中でイルカの群れに遭遇する。
船の動きに合わせてジャンプする。遊んでるのよね、賢いなあ。
イルカの体って本当に美しい。
滑らかな肌の表面に筋肉のすじがよく見える。
野生の動物がもつ、美しさだ。

一時間ほどかけてようやく着いた。
そこには、いつもの光景。

残念なことに、無人島と言われるどの島に行っても、目にするのはたくさんのゴミ。
中でも多いのがペットボトル。
ピクニックにやって来た人々が、捨てて行ってしまうらしい。

こっちの人は、ゴミを持ち帰るという習慣が無い。
どこにでも置いていってしまう。
「いつか掃除の人間が来るからいいんだ」
「海がきれいにしてくれる」が彼らの言い分。
そうなのかな。このままでいいのかな。

ペットボトルの登場は画期的だった。
運搬や保存に便利。他にも色々な使い道がある。
でも地球環境にも、新たな問題を引き起こしている。
ペットボトルの功罪だ。
いけないのは人間だけど。

しばしきれいなビーチを眺める。
真っ青な海と真っ白なビーチ。
なるほどここは、見る分にはとてもきれい。
イタリア人もご満悦な様子。

でも海の底が砂なので、魚があまりいない。
時折見かける小さな珊瑚の集まりに、ちょこちょこといる程度。
やっぱり海は、ケヨドゥーの方がキレイだわ。

波がないので、泳いでいる自分の影が、底に映る。
水面の穏やかな波が日光を反射して網目状の光をつくり、それがまた底に映る。
上から見ると、きらきら光る網の中を自分が泳いでいるように見えて、おもしろい。

お昼は船の上で作る。
この船にはガスコンロもついているので、料理だってできるのだ。
インスタントラーメンを焼きそばのように調理する。
これはよく食べるけど、海の上で食べるといつもよりおいしいな。
これにウインナーや魚の切り身を焼いて添えて。

お腹もいっぱいになったところで、もうひと泳ぎする。

こんなに素敵な海に囲まれているのに、地元の人は泳ぎが苦手。
プールが国にないから、練習できないのは仕方ないけど。
そう考えると日本のスイミングスクールや学校の水泳授業ってすごい。
隊員はみんな泳げるもんね。

怖がってシュノーケルやフィンをつけようともしない彼らに、いつか水中の美しい世界を見て欲しいな。

海の中の鮮やかな色を。魚たちの優雅な泳ぎを。
静かで真っ青な世界に色とりどりの魚たちが舞う。
地上とはまったく違った世界に、みんな感動するだろうな。

最後には投網を取り出して、ちょっとした魚釣りごっこ。
みんなで網を持って、四方から魚を追い込んで・・・
小さな熱帯魚がたくさん取れたけど、これは食べるもんじゃない。
帰り道の釣り用の餌にして、あとは逃がした。

家路に着く。
帰りものんびりと船に揺られて。
島に着いたらシャワーを浴びて、暗くなるまで昼寝。
今日も幸せな一日だった。


そんなこんなで、2009年が終わろうとしている。
振り返ってみると、今年の初めは、死んだように生きていたなあ。

仕事が辛くてかなり追い込まれていた私は、そこから解放される日を指折り数えて待っていた。
とにかく4月が来れば、環境が変わって気持ちも前向きになれるんじゃないかって。

2009年の終わりに思うこと。
色々あったけど、人生も悪いことばかりじゃないなあって。
たった数ヶ月で、ここまで心境が変化するんだ・・・

だから日本に帰るのは怖い。
またあの現実が始まるのかと思うと、怖くて逃げ出したくなる。

ここで過ごせるのもあと1年と3ヶ月。
タイムリミットはあっという間にやって来る。

子どもたちに体育と音楽の学習のおもしろさを伝えること。
この国の未来を担う人材を、教育を通して育てること。
ついでにこの島の人たちに、ゴミ問題について考えてもらうこと。
これが今の私の任務。

部屋に写真を飾っている。
私を支えてくれる人たちとの思い出。
日本で、旅先で、ここモルディブで。
こんなにたくさんの人々に支えられて、私は今日も生きている。

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今年もお世話になりました。
みなさんどうもありがとう。

どうぞ良い新年をお迎え下さい。
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by skr201 | 2009-12-30 01:02 | モルディブ | Trackback | Comments(4)

190日目 「島時間②」

進む、進む。仕事が進む。

上に出す報告書の締め切りが迫る(過ぎたという話も?)。
首都では書く気にもならなかった。
島ではできる。スイスイできる。
朝始めたら、昼にはできた。
この勢いで、新年度の教材作りも始めよう。

進む、進む。読書が進む。

ホステル(事務所にある地方島隊員用宿泊施設)の図書室で借りた本。
向こうでは読む時間もなかったっけ。
島では読める。スイスイ読める。
1日で1冊のペース。
こんなことならもっと借りて来ればよかったな・・・
今日はついに聖典コーラン(日本語訳)に手を出した。
でもこれは手強そうだわ。

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思うに「島時間」って、自由に使える時間のことかも知れない。
自分が自分のために、自由に使える時間。
これってすごく大事だよね。
首都だと仕事とかつきあいとかあって、なかなか自分の時間がつくれなかった。
それもストレスだったんだなあ、きっと。
今は「解き放たれた」って感じ。

島では太陽が傾き始める頃、人々は港に集まって来る。
女の人たちはおしゃべりを、若い男の子はサッカーを。
そして、おやじたちはホタでタバコをふかす。

私はというと、ここ数日はバドミントンをしている。
島民女性2人と、島唯一の医師(インド人男性)と一緒に。
モルディブ人とインド人と日本人の組み合わせってなんかおもしろい。
インド人のドクターは、こんな時でも律儀にシャツを着ている。
そんなんじゃ、動きにくいでしょ。靴も履いてないし。なんで?

これに途中で色んな人が加わったり抜けたりして、1,2時間汗を流す。
負けた人がお茶をおごる約束。でも私は財布を持ち歩かないので(ずるい!)、負けてもおごってもらう。

フォームに癖がある私は、すぐに腰が痛くなる。
去年テニスで痛めた右肩も、スマッシュをすると痛い。
昔は放っておいたら治ったけど、いつまで経っても治らないのは歳のせいかな。
こんな時お風呂にでも入れたら、お湯に使って体をほぐしてなんてこともできるんだけど。
シャワーじゃなかなか良くならない。
こんな時は海に浸かってマッサージだね。

週末マーレから、モルディブ人一行が遊びに来た。
ピクニックに来たのだという。
夜、港で友だちとギターの練習をしていたら、「貸して」と数人の男の子たちがやって来た。

「どうせ」と高をくくっていた。
こっちの人の音楽レベルってすごいから。
だからびっくりした。
すごく上手い!そしておしゃれ!!

聞くところによると、彼らはプロのバンドで、"Scores of Flair"という名前で活動しているらしい。
そうよね、通りで上手い訳だ。何か違ったもん!

洋楽なんかもしれーっと弾いちゃって、かっこいい。
ギターもうまいんだけど、中でもボーカルの人の声が良かった。

よく通る真っ直ぐな声。しとしと雨が降る港に響く。
そして本当に気持ちよさそうに、音楽に声をのせていく。
表情をくるくると変えて、体を楽しそうに動かして。
歌うことが、好きで好きでおもしろくてたまらないという感じ。

そう、音楽っていいよね。
言葉がわからなくたって、ソウルっていうか、彼らの思いがこうして私に伝わってくる。
心に響く。体の芯が揺さぶられる。音楽がもつダイナミズム。

また曲がよかった。
やっぱり洋楽よりも、モルディブの歌が良い。
「チャーリー」という曲。ディベヒ語のバラード。
ネットで検索しても見つからなかったけど、追跡調査してみようっと。

盛り上がって来たところで雨足も強まりお開きに。
その後は彼らが叩くボドゥ・ベルの音が、夜遅くまで島に響いていた。

きっと島時間は、自由な時間だね。
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by skr201 | 2009-12-28 03:12 | モルディブ | Trackback | Comments(0)

187日目 「島時間」

島に帰ってきて3日が経った。
いま実感すること。
やっぱり「島時間」は存在する。

朝早く島に響くのは、鳥の鳴き声とマンマたちが掃除をするほうきの音。
日中はみんな、それぞれの涼しい場所に隠れている。
夕方にはホタでお茶をしたり、体育館でバドミントンをしたり。
夜にはまた、港で星を眺めて涼みながら、ギターを弾いたりなんかして。

もちろん時間の流れる速度は同じだけれど、その感じ方が違う。
マーレだと建物の中にいる時間が長いし、やるべきことも多いので、夕焼けを眺める暇もなく、気がつけば暗くなっているなんてことがしばしば。

でも島にいると、気温や風、太陽の位置などを、肌で感じることができる。
自然を身近に感じることで、流れゆく時間をゆっくりと味わうことができるのかな。

日中の部屋の中は、Tシャツが肌にへばりつくような暑さ。
時間によって変化する涼しい日陰ポイントに出向き、木にぶらさがるブランコに揺られて風に吹かれる。
毎日異なる海の色や波の形を目に映しながら、耳にするのは波と風が奏でる音。
そんな時に感じる時間の流れは、何ともゆっくりとしていて心地良い。

決まった時間に、決まった場所で海を眺める。夕焼けを眺める。

ここ数日は雨が降ったり止んだりしているので、波が高い。
港の防波堤に腰掛けて足を海に投げ出すと、海面まで50cmほど。
時折打ち寄せる大きな波にさらわれそうになる。
向かいの島の向こうには、白波が連なり、不気味な雰囲気。
それでも翡翠色に輝く、美しいケヨドゥーの海。

水平線に沈む(はずの)夕日。
蒸発した海水が雲をつくってしまうので、水平線の上には、たいてい雲がある。
つまり、水平線の上の雲の中に消える夕日を、毎日眺める。

太陽が落ちたすぐ隣では、大きな雨雲からスコールが降るのが見える。
雨雲の下の部分の黒い所から、灰色の雨が線のように降る。
あの下ではみんな、雨宿りをしているのかな。

頭の上には、紺青の空にまたたき始める一番星と、半月。
東の空の雲は、沈んだはずの太陽の色を反射して、サーモンピンクに色付いている。

夕焼けももちろんきれいだけれど、日が落ちた後のこの「余韻」が、けっこう好き。
空と雲の色が黒へと徐々に変化していくこの太陽の置き土産は、何とも心に染みる。

島に来ていた同期3人は、今朝マーレへと帰って行った。
船に乗り込むときにまた通り雨に降られてずぶ濡れになり、最後まで大変だったけど、船が出るときには青空に大きな虹がかかり、それぞれの場所に帰る私たちを、応援してくれているようだった。

ターム休みもそろそろおしまい。
久々に仲間と集った、束の間の休息も終わり。
1月からはまた、それぞれの任地での活動が始まる。
さあ、がんばらないとね。もう2年目に入るから。


* * *

そういえば今日は、クリスマス。
イスラム教のこの国では、そんなことは関係ないけれど。

日本は今頃、寒いのよね?
イルミネーションとか、きれいなんだろうな。
ストーブ点けて、コタツを出して、熱いお風呂にのんびりと浸かって。
お鍋とかおでんとか食べたりね。

寒さが苦手な私は、毎年冬が来るたびに、「いつか必ず冬が来ない場所に引っ越す」と誓った。
つまりここ赤道直下のモルディブ来たことで、「協力隊として活動する」ということと、「冬が来ない国で暮らす」という、2つの夢がいっぺんに叶ったのだ。

でもまたこれが勝手なもので、いまは冬の寒さが懐かしい。

赤や黄色に染まり、やがては散り行く木の葉。
高く青く澄んだ空に、真っ白に映える富士山。
毎日原付で通った職場への道。冬には凍っていたこともあったっけ。
頬や耳や指先が、切れるように痛かった。

こっちは毎日暑い。日に何度もシャワーを浴びる。その度に日焼け止めを塗る。
休みの日には泳ぐ。毎週泳ぐ。いまは真っ黒な顔と腕。
苦労して痩せるはずだったのに、楽しい毎日でぷよぷよしちゃってるし。

これはこれで良いんだけれども、やっぱり私は日本人だから、四季がある国で暮らしたいな。
季節の移ろいを感じながら、その美しさを愛でたいもんだ!


画像は、
①人懐っこい島の子どもたち。都会っ子は英語を話し、何ともクールだった。
これは庭にあるブランコに乗って遊んでいるところ。島の家にはたいていブランコやジョーリ(縄で作った腰掛け)があり、のんびりできるようになっている。
②フィハーラ(商店)にて。カウンターでミシンをかけているところ。子どもの服を縫っているという。

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by skr201 | 2009-12-25 00:38 | モルディブ | Trackback | Comments(8)

185日目 「近くて遠い島」

約3週間ぶりに島に帰ってきた。

島を吹く風、鮮やかな海の色、ゆっくりと流れる時間。
そして人懐っこい島のみんな。
マーレではなかなか食べられない、焼き魚やガルディアなどの田舎料理。
やっぱり島はいいなあ。

でも小さい島だけに、定期船の数が少ない。
週に1、2便といったところ。
あっても天候や行事ですぐに出たり、出なかったりと変更が多い。

今回の「ケヨドゥー騒動」では、行きに3日かかった。
1日目:大きな高速船(満席と言われたけど)に乗ろうと思い港に行くも、出発時間が30分前で乗れず。
2日目:知り合いがチャーターするという高速船に便乗させてもらおうと思うも、悪天候で船が出ず。
3日目:同じくチャーター高速船に便乗を企む。時間がおそくなるも、何とか成功!

そんなこんなでようやく昨日22日に到着。
3日間荷物を詰めては出してを繰り返した。
知り合いにあちこち電話して、連絡待ちの毎日。

そして次は。

当然、帰りの船を探さねば。
今回島に来た同期の3人は、急いで帰らなければならない。

今朝乗るはずだった船はキャンセルに。
リゾートの高速船だけれど、ゲストであるイタリア人のフライトの都合で出なくなったらしい。
次の定期船は土曜日の貨物船。朝早く出て、14時くらいにマーレに着く。

仲間のうち1人は土曜の午後イチの飛行機に乗らなければならない。
なので貨物船じゃあ間に合わない。

さあ、どうするか。
また今日もあちこち電話して、脱出する方法を探す。

ここは、マーレから約80km。
高速船で1時間半の島。

近いけど遠い島。
海に囲まれてるって、そういうこと。

大自然の前では、私たちは何もできない。
私たちの都合なんて、取るに足らないちっぽけなものだもんね。
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by skr201 | 2009-12-23 17:14 | Trackback | Comments(0)

183日目 「島へ帰る日」

モルディブ隊は毎年6月と12月の2回に、隊員総会がある。
そのために「島」隊員は、はるばる島から首都マーレへ上京する。

事務所に顔を出せるのも年2回。
隊員どうしで顔を合わせられるのも年に2回。
それ以外は、自分の島で過ごすことになる。

(「マーレ」隊員はまた勝手が違って、事務所にも頻繁に来られるし、同じくマーレで活動する隊員どうしも毎日のように会うことが出来る)

私たち島隊員は、この上京に合わせて、日用品を購入したり、お金を下ろしたり(島には銀行もない!)、外食を楽しんだりと、島では出来ないことをする。

ターム休みとも重なる11・12月は、ずいぶん長い間マーレに滞在した。
やるべきことも一通り終わったので、島へ帰ることにする。

実家から受け取った大きな荷物を抱えて、港へ向かった。
20日の午後。
同期の隊員を3人連れて。

私たちが語学研修を終えたのが約5ヶ月前。
彼らはしばらくぶりにホストファミリーに顔を見せに行く。

でも、だが、しかし。
船がいない!
人も全然いない。

マーレの港は大きくて船もたくさん停泊しているので、どれだかよく分からない。
知り合いに片っ端から電話してみる。
すると。

どうやら船は、30分ほど前に出発してしまったらしい。
こんなふうに時間が変更になることはよくある。
とりあえずたくさんの荷物を抱えて、再びホステルに戻る。

気を取り直して今日21日も帰島に挑戦。
今日は別のルートにあたってみる。
でもケヨドゥー行きはどれも満席。
年末はやはり、移動の時期らしい。
あちこち電話してみたけど、天気が悪いのも重なって、今日もまたマーレに足止め。

明日こそ帰れるといいなあ!

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ローンチュ(高速船)にドーニ(普通の船)、島を往復する船は数種類あるけれど、どれも確実性がない。
色々な都合で出たり、出なかったり。
これはリゾートが所有する船で、道すがら島にも立ち寄ってくれる。
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by skr201 | 2009-12-21 12:16 | Trackback | Comments(0)

180日目 「同期隊員活動視察②」

同期隊員の翔太くんの島へやって来た。
マーレから高速船で3時間、ラビヤニ環礁ナイファル島。

ケヨドゥーとは違い、大きな港にたくさんの船。
これまた大きな漁船や貨物船など、数え切れないほど停泊している。
車だって走っている。お店の種類も豊富。

ここは、「モルディブの大阪」なんて呼ばれているらしい。
ちょっとした都会だ。人口も数千人と桁違い。
そして大阪というからには、方言もある。

例えば、「COME」(おいで)は、標準語では「アーデ」だけれども、ここでは「バヒ」になる。
「お茶を飲む」のも、「サーボーン」が「セーボーン」だし、おもしろいね。

ここで体育教師として活動をする翔太くん。
島に降り立った途端、あちこちから聞こえる「ショータ!」という歓声の、嵐!
「いつ帰ってきたの?」「うちにご飯食べにおいで!」と歓迎の声、声、声。

彼がこの島の人たちに愛され、活動が順調に進んでいることがよく分かる。
同期として誇りに思うと同時に、自分もがんばらねばと刺激になるなー。

2泊3日の滞在中、ほとんどが島のお宅訪問に費やした。
あちこちで声がかかり、お茶やご飯をご馳走になる。
彼は毎日こんな風に過ごしているらしい。
そして島のみなさんは、翔太くんと一緒にいたくて仕方がないみたい。

こうやって島の人たちと「繋がる」ということも、活動と同じくらい大切なことだろう。
島の人に受け入れられ、愛され、島隊員となっていく。

やっぱりすごいね、杉浦翔太くん。


画像は、
①ナイファルの夕焼けと全員集合
②女子はヨガのポーズで
③小さな熱帯魚をつかまえたよ

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※173日目「祭りのあと」に画像を追加したので、見てくださいね♪
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by skr201 | 2009-12-18 23:27 | Trackback | Comments(2)

178日目 「cafeでひと休み」

12月に入ってから、忙しい日が続いていた。

10日の日モ祭りの準備と後片付け。
その後、またもうひと仕事があって、それにも時間を費やす。

寝る時間を削って、働く。
ここのところ寝るのは、1時、2時、3時・・・。
そして起きるのは6時、7時なので、あまり寝られない。

なんか疲れがたまっているなあーと感じていた、ここ最近。
この辺でちょっと、リフレッシュしたいもんだ。

そこで今夜は、海沿いに行ったついでに、観光客用の高いお店に入ってみた。
ここでスイーツとお茶でも飲んで、良い気分になっちゃおうかなー♪

店内は冷房が効いている!(島暮らしの身には、かなりの贅沢)
薄暗い照明に、おしゃれなBGMで雰囲気も悪くない。
注文したのはレアチーズケーキにアールグレイ。
これだって島では絶対にありつけない。

本を読みながら、ゆっくりと待つ。
いいね、いいね。
こんな時間の過ごし方がしたかったんだー。

本は先日も紹介した、星野道夫さんの「イニュニック」(生命)。
ここのところ本を読む余裕もなかった。

熱帯の地で読むからか、そこで叙述されるアラスカの自然は本当に美しい。
一種の「憧れ」のような感覚を抱いて読む。

私もいつか行ってみたいな。
厳しいアラスカの自然の中を、どこまでも続く大地を、自分の足で歩いてみたいもんだ。

久しぶりに飲んだアールグレイ。
おっ!期待以上の味。
熱くて美味しいお茶を飲むと、心が落ち着く。ほわっとあたたかくなる。

この前も食べたチーズケーキ。
結局同じものを注文してしまうのよね。
これもなかなか。

調子に乗ってカフェオレも注文してみる。
大きなボウルに入って出てきた。ワラッ・サリー(おしゃれ)だわ!
重くて飲むのが難しいな。
でも、おいしい。

「お気に入りの本+チーズケーキ+おいしいお茶=幸せな時間」

何とも幸せな気分になった。
やっぱりこういうリフレッシュの時間は、無理してでもつくってHappyな気分にならないと。

よおし、もうちょっとがんばれそうな気がしてきた!

画像は、マーレの街にたなびく国旗。

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by skr201 | 2009-12-16 23:14 | Trackback | Comments(0)

176日目 「ガウミー(国家)クラ(色)」

今日はサッカーのサウス・アジアカップの決勝戦。

優勝を争うのは、我らがモルディブとお隣のインディア。

この国でもサッカーは最も人気のあるスポーツの一つで、試合のある時間には街から人がいなくなる。
友だちとの約束もキャンセルして、みんな応援に励む。

家でテレビを囲んで応援。
路上を封鎖して、トラックの荷台に積んだテレビをみんなで鑑賞。
ビーチには大きなスクリーンが現われ、太鼓をたたいて大騒ぎ。

モルディブの国旗には、赤と緑と白が使われていて、ナショナルチームのユニホームは赤色。
なので、今日は朝から街のショーウインドーには、赤い色の服が並ぶ。
もちろん待ち行く人の服装も赤、フェイスペインティングは赤・緑・白。

でも試合結果は、0-0の末にPK負けて何とも残念。
優勝してみんなで騒ぎたかったな・・・

①赤を着る日なのに、相手チームのインドカラーを着ているPC隊員と体育隊員
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②私たち、もちろんモルディブを応援します♪フェイスペインティングもしてもらった。
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③ほっぺたにハートの国旗
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④ガウミー・ヘドゥンがとってもキュート!
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⑤バイクにも旗が。ノーヘルにケータイって、日本じゃ違反だよね・・・
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⑥赤だらけのお店
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⑦サッカー場の前はバイクだらけ
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⑧私もちょっとお絵かきしてもらった
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⑨路上を封鎖して応援だ!
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⑩"Hop! Hop Maldevis!"
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⑪ぼくだって一生懸命に応援。
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⑫サッカーのある日は、頭だってピンクになってしまう。
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⑬信号待ちだって赤!
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⑭「私たちの願い」って書いてある。
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⑮海辺で夕涼みをしながらサッカー観戦
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⑯この日は大きなスクリーンがあらわれた
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by skr201 | 2009-12-14 01:38 | Trackback | Comments(2)

173日目 「祭りのあと」

10日の夜に開催された日本・モルディブ祭り。

このためにモルディブ隊員は、準備に精を出してきた。
交通費も出ないのに(飛行機移動の隊員はかなりの出費)、自主的に早目に上京して、あれやこれやと働く。

祭りが終わった!

結果は、すごく楽しかった!!!

よさこいソーラン。
はっぴに鳴子姿で踊る。
いつもより気合の入るみんなの踊り、掛け声、足音。

環境とドラッグをテーマにした劇。
当日は気分もよくなりやりたい放題。
あのライブ感がおもしろかったな。

数人ずつグループをつくり、料理や遊びなど日本文化の紹介をしたブース。

どれも日頃の準備の成果が、よく出ていたと思う。

そしてやっぱり、みんなで一つものを創り出すという、達成感。
まあそりゃあ色々あるけど、でもみんなで力を合わせて何かをするって楽しいよね。

当日は会場に座れないくらいたくさんのお客さんが来てくれ、その拍手や歓声にも、ずい分のせられた。
知り合いや友だちも結構来てくれ、元気付けられた。
中でも島の人が来てくれたのは嬉しかったな。

画像は、
①劇「浦島太郎」の主役と、②亀。
本当はみんなで写真は撮りたかったんだけど、当日はそれどころではない忙しさだった!
③最後は片付け終わって全員集合。なので普通の格好・・・

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by skr201 | 2009-12-11 11:01 | Trackback | Comments(0)


モルディブでの島生活  +日本での日々の記録    -under the same SKY-
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