ちきゅう



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223日目 「憩いの場」

島に帰って来た。
こののんびりとした空気感にほっとする。

口をつくのは、「やっぱり我が家がいちばん」というセリフ。
そう、この島も、「私の家」になりつつある。

この島にも、いくつかのフィハーラ(商店)がある。
食料品を中心に、日用雑貨まで幅広く扱っている、生活には欠かせない店。
もちろん品揃えは限られているけど、そんなに不自由さは感じない。

お祈りの時間以外は朝早くから夜遅くまで、
ほとんど1日中開店している、本当に便利な存在。

そしてどこのフィハーラも、ちょっとずつ特徴がある。

アイスクリームとジュースの種類が豊富なシャッキバー(お店の人の名前)の店。
食料品や野菜・果物がたくさん揃う、ムーサ・ベーの店。
日曜大工用品や生活雑貨に強い、アジー・ベの店。
最近開店したばかりで、いま方向性を模索しているドータの店。

と、こんな風に、どこの店にも、愛すべきセートゥ(店員)がいる。

中でも一番よく通っているのが、シャッキーバの店。
私と同じ歳の彼女が、主に店番をしている。

おしゃべりでひょうきんなシャッキーバは、見ていて飽きない!
だからこの店に行く目的は、買い物ではなく、おしゃべり。

夕飯を食べ終えて、ちょっと一息つく、夜9時頃。
港に涼みに行きがてら、顔を出す。

会計をするカウンターの前には、おしゃべり用に椅子がひとつ。
ここに入れ替わり立ち代り色んな人がやって来ては、帰って行く。

21時から22時までは、私の席。
ここに座っては、おしゃべりしながらお客さんを観察する。

一番よく出るのが、「リロード」と言って、ケータイ電話にあらかじめ入金するシステム。
利用者は希望額をシャッキーバに伝えると、彼女が入力する。
次はタバコ、その次は飲み物かな。

私と同じように、用もなく立ち寄る人も多い。
そこで色々と情報交換。
彼女の人柄もあって、夜のフィハーラは人々の憩いの場となる。

会計カウンター(レジはない)の側に座っていると、みなさん気を遣うようで、いろいろとおごってくれる。
スパーリやジュースやアイスクリームやお菓子や・・・

最近は甘いものを控えているので、夜遅い時間に食べたくは無いのだけれども、
人様のご好意は有難く受け入れる主義の私。
断るわけには行かないでしょ!

今日は仕事を始めたばかりの18歳の女の子にアイスクリームをご馳走になった。
さすがに悪いなと思ったけど、「おいしい!」と大げさに喜んで、また甘える。

次は私が、ご馳走しなくちゃだね。

画像は、
①オールラウンドプレーヤーのシャッキーバ。おもしろい!
②店の中はこんな感じ。手前の冷凍庫の中にはアイスクリームも売られている。
 こんな離島で、ここまでアイスの種類を揃えるってすごいよ。あの貨物船で運んでくるんでしょ。
 冷凍庫なんて、どこにあったっけ??

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by skr201 | 2010-01-30 11:20 | Trackback | Comments(2)

221日目 「8時間の船旅」

島へ帰る方法。

運が良ければ、誰かがチャーターした高速船に乗れる。
便乗なので、もちろん無料。

曜日があえば、週に1回隣の島へ行く高速船に乗れる。
これも無料。

マーレから島へは約80km。
時速60kmで走る高速船ならば、1時間半ほどで着く。

だけれども。
そうはうまくいかないもので。

どちらもなければ、貨物船に乗るしかない。
そう。再び、長時間耐久レースに参加することになった。

島の近くの2つのリゾートに物資を搬入する船に乗るため、
10時半に来いと言われて港へ向かう。
まだまだ船は搬入の途中。
そして11時に出発。

まずは空港へ向かう。
ここで野菜や肉などを積み込む。

画像は、
①たくさんのバナナが釣り下がる船内
②列をなして空港に停泊する船。荷積みの順番を待つ。
③その辺にポイ捨てされる船。

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今日はお客さんが少ないので、クルーの部屋に入れてもらえた。
中はエアコンが効いていて、涼しい。

操舵室は、ここと2階の2つにある。
上の方が視界が広いので、2階で操作することが多い。
上で操作している間は、下の階のレバーも同じように勝手に動くので、
見ていておもしろい。

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船室の一番前は物置兼寝室になっていて、今日はここで寝かせてもらった。
涼しいのでよく寝られる。

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夕方4時過ぎ、ようやく1つ目のリゾートに着く。
食料品やプロパンガスの缶を下ろすしている間に、
従業員食堂にお邪魔してお茶をする。

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ここにも島の人が働いているので、知る顔がちらほら。

1時間ほどの荷下ろしが終わると、2つ目のリゾートへ。
この船で島まで行くのかと思いきや、今日はここ止まりだというので、
待機していた他の船に乗り換える。
運転するのは、島の友だち。

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そんなこんなで、ようやく島に到着したのが19時。
こうして8時間の船旅が終了。
でも今回はエアコンの効いた室内で寝られたので、だいぶ楽だったな。

まるで子どもの面倒を見るように、船員の皆さんがずっとお世話をしてくれた。
ワラッ・ボダッ・シュークリッヤー!
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by skr201 | 2010-01-28 23:09 | Trackback | Comments(0)

219日目 「活動が終わるとき」

体育のワークショップに参加するために、地方島に来ている。
このワークショップを主催するのは、19年度3次隊の体育隊員。

2年間の活動期間をひとつき延長して、この会を開催してくれた。

この島の体育隊員は、彼女で3代目。
つまり6年間JICAが関わっているということになる。

今回は小学校で体育を教えている隊員5名と、そのカウンターパートの計10名が集まった。

実技研修や授業参観などで構成される3日間。
3日間分の内容を準備するということは、本当に大変だったと思う。
でも彼女らしく、最後の最後まで、気持ちのこもった内容だった。

研修では、日本人とモルディブ人が一緒になって、体を動かす。
子どもの気持ちになって、体育を楽しむ。
研修を通して改めて、体育というもののおもしろさを実感することができた。

でも一番効いたのが、授業参観。
びっくりするほど子どもが育っている。

1年生が、先生が5秒間数える間に、整列できる。
隊形を整えて、数を数えながら、体操ができる。
順番を待つ間に、静かに座っている。

これがなかなか定着しない。
いつもめちゃくちゃになってしまう、わたしの授業。

こんなもの見せられるなんて、刺激的!

「国が違うから仕方ない」なんていう言い訳は、もうできないね。
彼らだって、できるんだ。

もちろん、あの学校には6年間の積み重ねがある。
3人の隊員の苦労の賜物だ。
そんなに簡単には、あそこまでは持っていけない。

だけど、「どうせできないでしょ」と思っていたことが、
「やればできるんだ」という、思いに変わった。

それって、とても嬉しい。
モチベーションが、ぐうっと上がった。
来週から、がんばろうっと。
とても後味の良い終わり方で、ワークショップは終了となった。

そして、午前中にワークショップを終えた彼女は、
昼ごはんを食べる暇もなく準備に追われ、15時の高速船で島を後にした。
やっぱり最後は、涙、涙で・・・

彼女の2年間が終わった。

最後くらい、ゆっくりできたらよかったのに、
こんなに忙しいときにまで、みんなのために仕事を引き受けてくれた。

自分が島を発つ日を想像する。
どんな気持ちでその日を迎えるのかな。
考えるだけで、今からもう、こみ上げてくるものがあるけど。

「 本当に本当に、お疲れ様でした。
 Mさんの活動に対する姿勢や、体育教育に対する情熱から、
 学ぶことがたくさんありました。
 
 私もこうやって、気持ちよく活動を終了できるように、
 日々がんばらなくてと、気持ちが引き締まりました。
 
 日本には着いたころでしょうか?
 しばらくはゆっくり休んで下さいね。」

画像は、島を発つ前の最後の1枚。
体育隊員(中)と、そのカウンターパート(右)と、世話役のドンベー(左)。

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by skr201 | 2010-01-26 22:56 | Trackback | Comments(2)

217日目 「とびうおのジャンプ」

また首都マーレにやって来た。

今回は体育隊員の開催するワークショップに参加するために、
マーレを経由して彼女が活動する島に行く。

ワークショップは3日間。
でも移動を含めると5日かかる。
なので今週は学校を1週間休んでの研修ということに。

23日(土)がマーレへの上京日。
予定では貨物船での移動だった。
8:00発、14:00着の8時間コース。

前回(つい最近)、9時間コースを経験しているので、
もう遠慮したいところ。
いやだなあ・・・と思っていた矢先、吉報が舞い込む。

「マーレから来た釣り客の高速船があるよ。」
そう、港には美しいローンチュ(高速船)が停泊している。
釣り客は数人。定員は22名(乗員含む)。
これはいけそう。

一緒に行く地元の先生の旦那さんが、ちょっとした実力者なので、交渉してもらった。
前日の夜11時に決着。
便乗決定♪

8時間の修行は、2時間のラフティングへと変わった。

高速船は海面を飛び跳ねるように進む。
波の間をジャンプして進む。
時速は約60km。

時には海面に船体が強く叩きつけられる。
いつか粉々になるんじゃないかと思うくらいのすごい勢い。

でも、貨物船のような波に持ち上げられる揺れよりはいい。
あれは気分が悪くなる。

ふと窓(と言ってもビニール)の外に目をやると、海面をスーッと何かが跳ぶ。
それも何度も、何度も。
距離にして50mくらいだろうか。

羽を広げて、海面を滑らかに飛ぶのは、「とびうお」。
銀色の体に日光が反射して、きらきら輝いている。

それにしても見事なジャンプだ。
ものすごく速い動きなはずなのに、その美しさに見とれるからか、
スローモーションで再生するように、その動きがはっきりと見える。
そしてずい分長い間跳んでいるような。

広げた羽(胸ビレ?背ビレ?)に走る、縦縞の一つひとつまで見えるよう。
あんな風に海の上を跳べたら、気持ちが良いだろうね。

でも、とびうおはなぜ飛ぶのだろう?

もちろん、突然やって来た船に驚いて跳んでいるのだろうけど、
そもそも、彼らが泳ぐことに加えて「跳ぶ」という進化の道を得たのには、
どんな理由があるのかな?

だって魚なんだから、何か危険が迫ったら泳げば良いのに。
どうしてわざわざ跳ぶことにしたんだろう。

なんだかちょっと解せない。
「泳ぐ」と「跳ぶ」の不思議な組み合わせ。

しかしとにかく、美しい、とびうおのジャンプ。

「あごだし」のうどん、食べたいな。
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by skr201 | 2010-01-24 04:10 | Trackback | Comments(0)

215日目 「イタリアン・バブル」

島の大きさ250m×500m、人口わずか数百人。
首都まで貨物船で数時間、銀行も郵便局もない。
仕事が無いため、若者は島の外に流出する。

過疎化が進む、そんな小さな島で。
なぜか今、沸々と湧き起こる「イタリアンバブル」。

同じ環礁内にある2つのリゾート。
どちらも経営者がイタリアの法人ということで、ゲストはほとんどイタリア人。

アイランドホッピングや昼食などに、この島にもやって来ることがある。
島の男性もそこのレストランや船で働く人が多い。

そんなこんなで、この島と縁ができたイタリア人が、別荘を建てた。
ここの美しい海とのんびりした雰囲気が、良いのだという。
土地も無料だし、建材や人件費も安く済む。

この小さな島に、イタリア人の別荘が2軒。
どちらも「さすがイタリア人だな」と思わせる、おしゃれな内装。

でも工事をしたのは、この島のバッパたちと、バングラディシュ人なハズ。
こんな僻地でこのクオリティって、ちょっとすごい。

そのギャップには、いつもびっくるさせられる。
ここってケヨドゥーよね??

彼らは毎年数回、数週間のバケーションを過ごしに来る。
釣りをしたり無人島に遊びに行ったり、太陽を愛する彼ら。

日焼け止めクリームを塗って帽子を被る日本人を横目に、
ビキニになって肌を焼くことを楽しむ。
またその姿が、絵になる。
かっこいいい!

イタリアの海は、どんな色をしているのだろう?
でもここに通ってくるくらいだから、イマイチなんだよね、きっと。

最初は家族だけだった滞在客も、友だちや知り合い、
インターネットで見つけた・・・などと、どんどん広がって来ている。

もちろん接待するのは大変。
滞在中のスケジュールをあれこれ考えて、楽しんでもらわなければいけない。
船を出す、食事も特別メニューを出す、帰る際には盛大に盛り上げる・・・

お金持ちの彼らが来れば、島にたくさんのお金が落ちる。
彼らと仲良くなれば、自分にも仕事が回ってくる。
島の人にとっては、これも死活問題。
大きなチャンスだ。

「イタリア人観光客とどう付き合っていくのか」
これがこの小さな島が、生き延びて行くための鍵なのだろう。

近くにある島は、過疎化が進み、学校も閉校になった。
今ではわずか、数十人が暮らすだけ。

そんな現実も、こののどかな島が抱える問題のひとつなのだ。

画像はそんなイタリア人別荘の一つ。
名前は「BLUE HEAVEN」。
室内はこんな感じで、壁には絵が大胆に描かれている。

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by skr201 | 2010-01-22 00:18 | Trackback | Comments(0)

213日目 「FISHERY SCIENCE」

およそ1200の無人島と、200の有人島から成る、海洋国家モルディブ。
主要産業は水産業と観光業。

大きな海に小さな島が浮かんでいるわけだから、
島民の足となるのは船。

(飛行機なんて、よほどの遠距離の移動でなければ乗らないし、
 値段もそこそこするので、そう簡単に乗れるものではない。)

食肉用動物を飼うような土地もない。
食べさせる餌もない。
なので肉といえば、当然魚の肉。
海に出れば魚が捕れる。

そこで大切なのが、海を知ること。
魚について、船について、そして海について知る、
それがここでは、「生きていく」ということなのだろう。

モルディブの学校には、「FISHERY SCIENCE」という教科がある。
日本語にすると「水産科学」。
そう、海について学ぶ科目だ。
8年生以上が勉強するのだという。

教科書は、こんな感じ。
魚の種類や船の構造について説明している。

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そう、だからなのか、大抵の人は船の操縦ができる。
前にも紹介したみたいに、船の一番後ろにある舵に足をのせて、
右に左に動かすのだ。

それもいとも簡単に。

地図も無い海の上を。
どれも同じに見える島を抜けて。

そしてみんな魚がさばける。
港に上がった魚を、そこでそのままさばく。

ウロコをそこらじゅうに飛び散らして。
内臓や皮やひれや骨や、そんなのをポイポイと海に投げ捨てながら。

海の民モルディブの男たるや、海を知って一人前なのだ!

子どもはおやつがわりに、ヒキマス(乾燥させた魚)をかじる。
旨味が凝縮されていておいしい。
骨が丈夫になるだろうね。

そんな漁村の、漁民になるための勉強。
それが、「FISHERY SCIENCE」。

画像は、ヒキマスをつくっているところ。
後ろにあるバロー(手押し車)は、車のないのこ島の重要な運搬手段で、これで何もかも運ぶ。

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もちろんヒキマスも、これに載せて。
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by skr201 | 2010-01-20 00:10 | Trackback | Comments(0)

211日目 「雨に濡れにおいでよ」

本格的な乾季に突入したかのように感じられる、ここ最近。

日中の陽射しは本当にギラギラとしていて、
日光に当たる部分が、痛い、熱い。

島中を走る白砂の道は、そんな太陽の光をこれでもかと反射させるので、
昼間外を歩くときには、「小さい小さい」と言われる目を、
さらにもっと小さく細めて、眉間にシワを寄せている。
(こっちの人は大きい目をしているので、私の小さな目をからかう)

そして大きな銀色の傘を差す。
表は銀色。
中は水色の水玉+ハート模様。

私には模様が見える。けっこうかわいい。
でも傍から見ると、ただの銀色の、消防士の防護服みたいな傘。
島ではこの傘をよく見かける。
そもそもなんで、銀色なんだろう?

モルディブ生活には必需品なのに、
サングラスが早くも壊れてしまって。
かと言ってマーレでもろくなものが売ってないのに高いし。
今度日本から輸入しようっと。

それはさておき、乾季でも、夜の間にザーッと雨雲が通り抜ける。
海上で蒸発した水蒸気が、夜に冷やされて落ちてくるのかな。

風が起きる。風が変わる。
空気がすうっと涼しくなる。
雨がトタン屋根にあたる音は、やけに大きくて。

雨のにおい、音、そして風の感触。
乾季にはそんなものがとても、心地良い。

モルディブの地方島では、雨水を飲用水として、そのまま飲んでいる。
これがおいしい。
なんでお腹を壊さないんだろう??といつも不思議に思う。

生活用水は井戸水を使う。
だから雨が降らないと、とても困る。

雨はまさに、「天の恵み」。
もっと降って、空気を冷やして、私たちに命の水を下さいな。

そんな雨が降るある夜に、友だちからケータイにメッセージが届いた。
(こんな僻地でも、今はみんなケータイを肌身離さず持っている。)

「Aadhey (おいでよ) vaarey (雨に) themen (濡れに)」

素敵な誘い文句だなあ・・・

そう。こっちの人は、雨に濡れることも楽しむ。
雨季にはスコールがやって来ると、
子どもたちは港に集まって雨に打たれて遊んでいた。
ついでに海に飛び込んだり。

毎回お祈りの前には水で体を清めるし、
お祭りの時には水を掛け合って遊んだりもする。
水はそんな風に、日常生活や宗教の各場面で大事な位置を占める、神聖なものなんだろう。

だから、水を浴びるのも、雨に打たれるのも、おもしろい。

「行きたい、雨に濡れに行くよ!」と、即答したいところだったけど、
もう夜も遅く、シャワーも浴びた後だったので、止めておいた。

他の国の隊員機関紙で、以前こんな記事を読んだことがある。
「落ち込んだときの対処策は何?」という質問に対して、ある女性が答えていた。

「逆立ちをすることと、雨でシャワーを浴びること。
 特に雨シャワーはめちゃくちゃテンションが上がる!」

それを読んで以来、雨シャワーに憧れていた私。
いつか落ち込む日を待っていたのだけど、別に普通の日にやったって良いんだもんね。

では、次回の雨の日に、雨シャワー決行♪

「Hingaa (さあ) vaarey (雨に) themen (濡れに) dhaan (行こう) !」

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by skr201 | 2010-01-18 01:08 | Trackback | Comments(2)

209日目 「太陽のリング」


10代の頃よく聞いていたドリカムの歌。
その中に今でもよく覚えている1曲がある。

「指輪をくれる?ひとつだけ。
 2012年の金環食まで待ってるから、特別のやつを。」

あの頃は遥か遠い未来のように感じていた2012年の金環食。
どんなものが見えるんだろう?と想像した。

だけどいつの間にか今日は、2010年の金環食。
1900年代だったもんねえ、あの時は。

「明日は日食だから、太陽を見たらダメだよ。目が悪くなるから。
 10時~14時までは家の中にいるんだよ。」
と、昨日の夜、バッパとマンマに釘をさされた。
ラジオでそう言っていたのだという。

今日に限らず直射日光を肉眼で見るのはよくないってことでしょ?
こんなチャンス逃すわけにはいかないよね。

10時過ぎ、日食が始まったらしい。
でも眩しくて、肉眼では確認できない。
サングラスをかけてみると・・・・見えた!

太陽が月のように、欠けている。
すごい。すごーい。すごーーーいなあ。
まだ三日月のような状態だけど、正午には金環食が見られるらしい。
こうなると写真を撮りたいよねえ。

「カメラなんか覗いたら、目が焼けちゃうよ」と、みんなに脅かされる。
そう、普通のデジカメなら良いけど、私のは一眼レフだから、
ファインダーから被写体を覗かなくてはいけない。
レンズなんかで太陽を見たら、本当に目がハラークワニー(壊れる)かも・・・

恐るおそる覗いてみる。
見た瞬間に目が焼けたらどうしよう・・・

そんな訳がなかった。
目は痛いけど。あちこちが緑色に見えるけど。

シャッタースピードを最速にしても、明るすぎて撮れない。
太陽の周りに、月みたいなものが撮れたけど、これ何だろう?

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でもそんな時、チャンス到来。
太陽に、うすい雲がかかった!
しかもそれは、運良く「金環食」の、まさにその瞬間で。

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とーれた、とれた、「太陽のリング」が♪
太陽と月が重なったのよね。
すてき!
何かこんな「ネジ」あるよね。

金環食が過ぎると、また太陽が欠け始める。
テレビではずっと、日食の様子を中継している。

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そんな時、「影もおもしろくなってるよ」という情報がPC隊員より入る。
外に出てみると、わお、本当だ。
ヤシの木の葉を通る影が全部、三日月の形になっている!
庭は小さな三日月でいっぱいになっていた。

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「なんだ?なんだ?」と、鳥も登場。
おもしろい髪型?してるね。

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その相方。

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久しぶりにまた、あの歌が聞きたくなった。
題名は「太陽のリング」だったっけかな?

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by skr201 | 2010-01-16 00:46 | Trackback | Comments(8)

207日目 「さかさまの世界」

木の下のベッドで、昼寝をしているとき。

逆さまの海を見る。
空を見る。
木を見る。

いつもは気が付かなかったものが見えた。
木の下に、小さな木の芽がいくつも出ている。

黄緑色の新芽の、柔らかな色。
若い命がもつ、みずみずしい色。

実が落ちて種が着地して、小さな命が生まれたのね。
でもそこは石と岩だらけ。
土はその下に隠れている。

たくましいなあ、自然の生命って。
こんなところでも芽吹くんだね。

あまりに小さくて、見えづらい。
私のような人間に、踏まれてしまうかもしれない。

でも、空に向かってぐんぐん伸びる、若葉。
無事に大きくなあれ。

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海で泳いでいるとき。

前回りをしてみた。
10回連続回転に挑戦。

できたけどフラフラしてきた。
次は3回くらいにしておこう。

仰向けになって背中を反らして、ブリッジをする。
こうすると見えてくる逆さまの世界。

いつもは上から見ている海面を、下から眺める。

波がつくる波紋が美しい。
その向こうに見える青い空と白い雲。

空気を通して見るとあまりに眩しいけど、
こうして水を通して見ると柔らかい感じ。

いつもはギラギラしている太陽も空も雲も、水面の向こうでは涼しく見える。

逆さまの海の中は、心なしか色もキレイに見える。

水色の下は白い浅い海。
濃い青の下は深い海。
そしてエメラルドグリーンの下は、やっぱりエメラルド。

逆さまになったついでに、後ろ回りをしてみる。
背中を反らしたまま、勢いをつけて回る。
3回目で両足のふくらはぎがつった。

次は1回だけにしておこうっと。


逆さまになると、見えてくるものがある。
たまにはこうやって逆さまになるのもいいね。

何かに行き詰ったときなんかにも、新しいことに気が付くかも。

画像は、さかさまの海。

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by skr201 | 2010-01-14 01:00 | Trackback | Comments(0)

205日目 「海を眺める、星を見上げる」

日中の陽射しはすごい。

白い砂が地面を覆うこの島では、下からの照り返しがきつく、
まさに上から下から照らされて、肌がジリジリと焦げる音が聞こえるよう。

でもそんな日は、海の色が美しい。

日陰のブランコに揺られて。
木の下のベッド(単なる板だけど)に横になって。

風に吹かれてのんびりと眺める海の色は本当にきれいで、
ずい分と幸せな気分にさせてもらえる。


夜、空に星が瞬く頃。
安心して外に出られる「優しい時間」。
(昼間うっかりと外に出て長居をするとヤケドする)

港に腰掛けて星を見上げる。
海に足を投げ出すと、足の裏に波の動きを感じる。

びっくりするくらい明るい、大きな流れ星。
大空を横切る天の川。
太古の昔から果てしなく続く、大宇宙のドラマ!

「次の流れ星を見たら帰ろうっと」
そう欲をかくと見られない。
肌にあたる風が、だんだんと冷たくなってくる。


きれいな海の色も、空を真っ赤に染める夕焼けも、満点の星空も、自分だけのもの!

この島の人は、ぼーっと景色を眺めたりしない。
彼らにとっては、この美しさも日常の風景であって、
取るに足らない当たり前のことなのかな。

たまにバングラディッシュ人が眺めている。
彼らはモルディブ全土に渡って、集団で出稼ぎに来ている。
モルディブ人が昼寝している横で、本当によく働く。

異国で暮らしていると感傷的になるのかも。
私たち仲間だね、ボンディ(バングラ語で“友だち”)!

でも最近、気配を感じる。
港で、ビーチで、海を眺めているとき。
誰かが側にいるような。
ふと横を見ると・・・

そこには、マーカナが!

マーカナとは日本で言う、「アオサギ」のことらしい。
大型の白い鳥。

そいつもいつも、1人で海を眺めている。
餌を探しているんだろうけど、遠くを眺める姿は、何かを考えているようで。

私たちはいつも、ある一定の距離を保ち、言葉も交わさず、目も合わさない。
「今日も来たね」って、物を言わぬ横顔がそう語っている。

そしてしばらくすると大海原へ羽ばたいていく。
飛ぶ姿も絵になるよねー、きみ。

明日もまた、ここでね。

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by skr201 | 2010-01-12 00:10 | モルディブ | Trackback | Comments(0)


モルディブでの島生活  +日本での日々の記録    -under the same SKY-
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