ちきゅう



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557日目 「年の瀬に思う」

12月の始めに開催した日本・モルディブ祭り。
その今年のテーマは、“Earth Conscious” だった。

モルディブ隊には年に2回隊員総会というものがある。
前回6月の隊員総会で、マーレの近くにある通称「ゴミの島」に見学に行った。

人口40万人のごみを、バングラディシュ人労働者が、ひたすら手作業で燃やす。
焼却炉なんていうものはなく、ゴミの山にただ、手で火を付けていく。

そこから煙がもくもくと上がる。
もちろん有毒ガスも。

残った灰だって何の処理をされることもなく、そのままに。
海に垂れ流しになっているところだってあった。

モルディブ人はおそらく、こんな現状を知らない。興味もないだろう。
そんな様子を伝えられたらと、エコムービーをつくることに。

ゴミを適切に処理すること。
そしてその前に少しでもゴミを出さない生活を心がけること。

そんなことを伝えようと思っていたのだけれども。


あちこち調べて気が付いたことは、何か違うんじゃないかってこと。


例えば地球温暖化の最大の原因である、二酸化炭素について。
日本の排出量は、モルディブの10万倍だという。
その二酸化炭素がもたらす海面上昇のせいで、モルディブは海に沈むと言われているのだ。

自分たちは便利な生活を送って地球環境を汚している。
それを棚に上げて、モルディブ人にとやかく言うなんてね。

日本に限らず、ゴミ問題に限らずそうだろう。

贅沢を謳歌する先進国。
その犠牲になるのは、いつだって「途上国」と呼ばれる国々だ。

「結局環境問題なんて、先進国のエゴだよね」
ムービーの担当者と、そんな結論にたどり着いた。
企画がまた、暗礁に乗り上げる。

彼らには彼らの暮らしがある。
長年営んできた生活や文化がある。

ある日突然やって来た外部の人間が、偉そうに言うことなんて出来ない。
でも何かそこで、うまく問題提起ができたらな。

祭り当日には、ムービーを上映し、その感想を募ったった。
Creating ECO Treeという木に、りんごの実を模したメッセージカードを貼り付けていく。

実がひとつもなかった木に、あっという間に希望の実がついていった。
そこには実にたくさんの、前向きな言葉が。

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“Save Maldives, Save the Earth”
“It's a time for all of us to hold hands together to protect our environment”

来場者たちの言葉に、うれしくなる。
だからといって彼らの行動が、突然変わるという訳ではないけれど。

でもこうやって一瞬でも心に沸いた思いが、いくつか重なり合って、それがいつの日が何かを変える「きっかけ」になれば。
自分たちで動こう、変えようという、何かのきっかけに。

ECO treeのふもとで、モルディブの未来に明かりを見たような気がした。
そう、こうやって若い人たちが、自分たちで立ち上がらないとね。
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by skr201 | 2010-12-31 18:14 | Trackback | Comments(0)

556日目 「再びマーレへ」

また首都マーレに戻ってきた。

スリランカ旅行。
先輩の任地訪問。

そんなイベントもとりあえず一段落。

年末年始は帰国に向けての諸手続きをして、4日には任地に帰りたいな。
もう数えるほどしか過ごせないものね。

マーレでは時間が流れるように過ぎていく。
浪費しているというか、日本と変わらないというか。

島には朝には朝の、昼には昼の、そして夜には夜の時間の過ごし方がある。
のんびりとゆっくりと時間を味わうような、そんな贅沢な時の流れ。

そんなものがいつの間にか、自分にとって大切なものになっていることに気が付く。
島での生活が、すきなんだってこと。

わたし日本に、帰れるのかな・・・


スリランカの写真を一枚。
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キャンディという、湖を擁する古都。
ヨーロッパ風の建物が醸し出す落ち着いた雰囲気が素敵な街だった。

「ケヨドゥー(私の任地の島)は、この湖よりも小さいね」って。
誰かに言われて気が付いた。
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by skr201 | 2010-12-30 17:42 | Trackback | Comments(0)

554日目 「やっぱり島だね」

25日にスリランカから帰国。
日本からのゲストを連れて、26日に島へ戻って来た。
やっぱり島はいいな…

見慣れた顔と景色に覚える安心感。
ちょっと島を離れて帰って来る度に実感的する。

もしかしてここが、私の探している場所なのかなって。


子どもたちの顔は、ちょっと見ない間にどことなく大人っぽくなっていた。
彼らのひとつき間って、計り知れない可能性に満ちているんだな。


排気ガスのない澄んだ空気と空。
どこよりもキレイな海。
耳に心地良い風や波の音。

元気でかわいい子どもたちの笑顔。
おしゃべりで人懐っこくてあったかい人たち。

夜には本当の闇や静けさがあって。
そこで眺める星の美しいこと。


そんなありふれた島生活を。
私が暮らす毎日を。

少しでも見せられて良かった。

前の職場でお世話になった大先輩。
そして旅好き、どうでしょうフリーク。

そんな愛すべき彼女を連れて、29日にまた上京する。

日本からたくさんの食糧を持って来て、おにぎりやらパエリアやら作ってくれた。
その日本米のおいしいこと!

順子さん、ありがとう♪
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by skr201 | 2010-12-28 02:50 | Trackback | Comments(0)

547日目 「お世話になって」


ただいまスリランカを旅行中。

ここで活動中の同期隊員にお世話になるどころか、スリランカ隊員のみなさまにお世話になる毎日。

異国の地で活動する隊員の姿に励まされ。
案内をしてくれる現地人としての顔に、感謝の気持ちでいっぱいになる。

違う文化の中に飛び込んで。
地に足を着けて踏ん張っている。

やっぱりがんばっている人の姿ってすてき。
こっちもがんばろうって、思わせてくれる。

旅もそろそろ終盤に差し掛かってきた。

今日はKANDYという地で象を見た。
明日は列車で高原の方に、紅茶畑を見に行く予定。

落ち着いたら写真もUPしますね。
あ、PCも直さないと・・・
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by skr201 | 2010-12-21 00:45 | Trackback | Comments(0)

540日目 「スリランカへ」


今年の仕事はとりあえずすべて終了。

14日からは、お隣スリランカへ任国外旅行に。
25日の夜に帰国したら、26日にはすぐに島(Keyodhoo)へ。

そして年末年始は多分また、マーレです。

おそらくしばしここもお休みに!
では、行ってきまーす♪

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さてみなさん、スリランカの首都はどこか、知ってますか?
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by skr201 | 2010-12-14 02:57 | Trackback | Comments(2)

538日目 「バンギが重なる」

マーレにはモスクがいくつかある。

いくつあるのかは知らないけれど、時間になるといっせいにバンギが鳴り出す。
調子のまったく違うバンギがいくつも重なって、何だか気持ち悪い。

だって島にはモスクはひとつしかないから、バンギは斉唱されるもの。
(と私は思っている。)
今日はあの家のおじさんが、昨日はこっちのおじさんが、好きなように謳ってる。

だからマーレの、ハーモニーにならない合唱なんて気持ち悪い。
かなりの違和感を覚える。


金曜日のお昼には一週間でいちばん大きなお祈りがある。
そのときばかりは男性のみがモスクにいくので、このフクル・ナマード後には、そのいくつかあるミスキーからどどどーっと男性が街に溢れ出す。
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うちのオフィスのセキュリティーをしているバングラ人のジョシム。
イスラム教徒にとってお祈りは、仕事よりも大事なのだ。
頭を隠して、足元にはゴザを敷いて。
これも業務中に。
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紫色ってすてきだな。
ある朝の光景。
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by skr201 | 2010-12-12 17:45 | Trackback | Comments(0)

536日目 「やってよかった」

怒涛の一週間が終わった。

5日のドキドキTV出演に続き。
6日は教育省に帰国報告をプレゼン(英語)。
そして昨日9日はモルディブ隊一大イベントの、日モ祭り。

今年は祭りの実行委員長という大役を頂き。
憂鬱な気持ちも無いワケではなかったけれど・・・

終わってみればやっぱり、すごく楽しかった!
みんなで力を合わせて「創り上げる」のって、すごく気持ちがいい。

今年は隊員の数もが増え、引き出しもぐんと増えた。
みんなの得意分野を互いに持ち寄り、さらにアレンジを加えて、また新しいものが生まれる・・・

そんなクリエイティブな科学反応をまた経験できたことを、嬉しく思う。


Japan Maldives Festival 2010
"Earth Conscious"

〈ステージ・パフォーマンス〉
・体育(縄跳び+ダブルダッチ+組み体操)
・音楽(合唱「ビリーブ」日モ両言語で+この国のヒット曲)
・エコムービー(各島のごみの現状紹介と問題提起)

〈ブース〉
・隊員活動紹介
・ヒロシマ原爆展
・日本の遊び体験
・ゆかた着付け
・日本食(唐揚げ、たこ焼き、巻きずし)
・Creationg Eco Tree

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この達成感が、良いのよね。
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by skr201 | 2010-12-10 23:27 | Trackback | Comments(2)

532日目 「今度はテレビ出演」

先日のCM撮影に続いて。
本日はテレビ出演。
目的は、やっぱり9日の日モ祭の宣伝。

国営放送・・・
しかも録り直しのきかない生放送。
なのに事前の打ち合わせは、一切なし!

9時からON AIRなのに、8:57の段階でまだテレビ局の受付にいる私たち。
仲間二人で打ち合わせた英語の原稿を、ディベヒ語でやれと言われて焦る・・・

始まってみれば、あれよあれよと進む。
だって司会者と通訳さんがどんどん話すから、私たちは蚊帳の外。

仕方が無いので持参したウクレレの演奏で歌った。
曲は祭りでも歌う、「BELIEVE」。

あー、ウクレレ持って行ってくれて良かった。
あそこで歌を歌ったから、なんとか凌げたようなもの。

やはり「音楽は国境を超える」だな。

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スタジオ内では撮れなかったので、国営放送局の門の前で。
守衛さん、結構な腕前です。
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by skr201 | 2010-12-06 02:00 | Trackback | Comments(0)

528日目 「月が落ちてきた」


マーレの夜道を歩いていた時のこと。
大きな大きなモルディブ国旗が、海風にたなびいている、芝生がある広場で。

ふと上を見ると。
白い大きな球体が、空に浮かんでいた。

一瞬理解に苦しむ。
いったいこれは何なんだ?

夜空→大きな白い丸→月

という連想ゲームで、これは月なんだと認識する。
しかもいつもよりだいぶ大きくて、もうほぼ落ちかけている。
こりゃ大変なことだ。

ここまで数秒の出来事。

次の瞬間、気が付いた。
その球体から下に伸びる、ロープの存在を。

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12月1日は、世界AIDSデー。
そのアドバルーンだった。

モルディブにどれだけのエイズ患者がいて、どれだけの認識があるのかわからないけれど。
(まともな病院がないので、病人はインドまで行かなきゃいけないという現状)
日本でよく見るような、赤いリボンも見なかったけれど。

マーレの街角に浮かぶ白い大きな球体は、そっとメッセージを発信していた。
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by skr201 | 2010-12-02 23:05 | Trackback | Comments(0)


モルディブでの島生活  +日本での日々の記録    -under the same SKY-
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