先日飛行機の中で、「英国王のスピーチ」という映画を観た。
基本的に歴史物って興味がないので、いつもだったらスルー。
だけれどもこの映画は、親愛なるタエコさんのお勧めだったので見ることにした。
イギリスの歴史ドラマ(2010)で、第83回アカデミー賞作品・監督・主演男優・脚本受賞作品。
英国王ジョージ6世(即位前はヨーク公アルバート王子)の史実を基にしている。
英国王だって決して一夜にしてなるのではなく、私たちと同じように一人の人間として、喜び悲しみ生きていき、段々とその立場の人間になっていくんだなって。
そんなことを感じさせてくれるいい映画だった。
その中で引用されていたのが、シェイクスピアの言葉。
"Poor and content is rich and rich enough."
(貧しくとも満足を知るものは豊かである)―『オセロ』より―
そうだよねえって、響くものがある。
そういえば仏教の教えにも、古代中国の思想にも、同じようなものがあった。
つまりは洋の東西を問わず、昔から人間は、同じようなことを言ってきたってこと。
欲張っていたらきりがない。
謙虚な気持ちが必要だって。
やっぱり人生、考え方次第なんだし。
「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」んだし。
昔からもう、それはもう、やりたい放題生きてきた私は。
やりたいことはなんでもできるチャンスに恵まれ。
やりたいことをやり切れる気力も体力もあったけれど。
最近ではそんな気力と体力の衰えを著しく感じ。
人生二度目のターニングポイントかなって、思う。
ありがとうって感謝の気持ちで、ありのままの現状を受け入れる時期なのかもしれない。
そろそろね。
「なりたい自分」に向かって、走っていくだけじゃないのかもなあ。
そんなことを考えた33回目の誕生日、2月1日。
みなさんメッセージありがとうございました。
こんなに毎日寒いのに。
桜の木はもう、花を咲かせる準備をしている。
2月4日は、立春。