人気ブログランキング |

ちきゅう



103日目 「ワイルドで繊細なバッパ」

ウチのバッパは海の男。
いつもムンドゥを腰に巻き、イロシ(爪楊枝)を頭にさしている、ワイルドな男。
顔は笑っていても、目は決して笑わない。眼光鋭く獲物を狙う。
気は短い。二言目には怒鳴っている、シャックル(名前)・ベー(兄貴)。

漁師の仕事のほかにも、家をつくったりと、たいていの仕事ができる。
そう田舎の人は、何でもできるのだ。まさに、一家の大黒柱。

こんなワイルドなバッパだけど、実はとても繊細な体のつくりをしている。

まず、どんなに暑い日でもファンカー(扇風機)をつけない。
冷蔵庫で冷やした飲み物は飲まない。体を冷やさないことを徹底している。

そして、雨が降ったりして気温が下がると、すぐに元気がなくなる。とても寒いのだそう。

日本人の私はちっとも寒くないのでファンカーを点けているが(私には涼しくて気持ちが良い気温に感じられる)、子どもたちも夜のスポーツ観戦には長袖を着ていたりするから、寒いみたい。

熱帯に暮らす人たちは、炎天下の生活でも体温がこもらないよう、熱を放出しやすい体のつくりになっているのかもしれない。
「あつーい!」と、いつも大量に汗をかいているのは私だけだし。
今度、体温を測らせてもらおうっと。

バッパの話に戻ると、涼しかった次の日には、絶対に風邪をひいている。
鼻水が止まらない。ワイルドに手鼻で鼻をかんでいる。
くしゃみも止まらない(日本人のように、「ヘックション」という音を出している)。
目も虚ろで生気がない。いつもの目力はどこへやら。

こんな日は釣りにも行けないし、夕食の魚を焼く仕事もお休み。
庭にあるジョーリに腰を下ろし、一日中くしゃみをしていた。
かわいそうなバッパ。早くよくなるといいね。

ところで、このバッパ、私のことを一体幾つだと思っているのか、夕飯前に私が部屋にいないと、わざわざ探しに来てくれる。
たいてい港で風を浴びているか、おしゃべりしているんだけど。
一緒に夕飯を食べるときも、おかずを取り分けてくれたりと、まるで子ども扱い。
そして自分はすごい勢いでガルディアを2杯食べると、「キョウコ、よく食べるんだよ!」と言って去って行く。
もう相当食べ過ぎて、あちこちぷよぷよしてるんだけど...

画像は、
①私の部屋の外に、軒先をつくっているバッパ(上)と、お嬢さんの旦那さん(下)。
②魚を焼くバッパ。上着を着ていない分、いつもよりワイルドに写っちゃってるわ...

f0204584_0592214.jpg
f0204584_111816.jpg

by skr201 | 2009-10-02 01:02
<< 106日目「命という概念」 101日目 「ココナッツの底力」 >>


モルディブでの島生活  +日本での日々の記録    -under the same SKY-
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
検索
その他のジャンル
最新の記事
記事ランキング
画像一覧