ちきゅう



108日目 「幸せな時間」

私がこの島にやって来て3ヶ月。以来ずっとごみ拾いを続けている。
そして体育の時間にごみ拾いを始めて数週間。
今までは捨てるだけだったごみを、「拾う」そして「捨てない」ということが、何となく定着してきた。

今日は2年生の体育の日。
この学年は教室の都合で、6時45分から11時35分までの午前中を学校で過ごす。
体育はいつも時間割の最後なので、午前中の一番暑い時間にごみ拾いをすることになる。

2年生の教室に行くと、すでにゴミ袋を手にして準備万端。
そして今日はみんな帽子をかぶり、その上サングラスまでしている。
なんてかわいいんだろう...カメラを持って来なかったのが残念!

「ビーチとサッカーコート、どっちに行きたい?」と聞いてみる。
どちらもゴミを拾っても拾っても無くならない場所。
2対6(2年生はわずか8人)で、サッカーコートに行くことになった。

学校の裏にあるビーチと違って、サッカー場は少し遠い。
といっても5分くらいだけど。
その道すがらも、ゴミを見つけては我先にと走っていく子どもたち。

ちょっとした遠足気分で、歌をうたいながら歩く。
それは音楽の時間に教えた英語の歌。
"Seven Steps""Hello Song""Are You Sleeping?""BINGO"
炎天下の空に、子どもたちの歌声が響く。

覚えたばかりの歌を口ずさみながら、楽しそうにゴミを拾う子どもたち。
「こんなに拾ったよ」と、嬉しそうに何度も見せに来てくれる。
こんな姿を見ていると、幸せな気持ちになる。

午前中の授業が終わると、学校裏の木陰のベンチで一休み。
この時間はここが一番涼しいので、人が集まって来る。
海風を浴びながら、ヤシの葉細工の作り方を教えてもらった。

その中の一人(若い男の子)がタバコを吸った。
吸殻はどうするのかなーと思って、黙って観察する。
するとなんと!乗って来た自転車のカゴに入れた!!(島の人の足は自転車である)
びっくりして聞いてみる。

「それ、家に持って帰るの?」
「ゴミ箱に捨てるんだ。キョウコがゴミを拾っているのを見てから、タバコだってスパリだって捨てなくなったよ。」

なんて嬉しいことを言ってくれるんだーーーーー!!!!!
こんな言葉を聞くと、また幸せな気持ちになる。

毎日ちょっとしたことで、すぐに落ち込む。
でもちょっとしたことで、すごく嬉しくなる。

海に落ちているゴミを、長い網で拾う奥様たち。
ああだこうだ言いながら、子どものように楽しそう。

歩きながらゴミを拾う子どもの保護者。
腰が痛いんだから無理しなくてもいいのに。
でもその姿が、子どもを育てる。学校だけではだめだ。

きょうもポイ捨て禁止の放送をしてくれる近所のおじさま。
「いつもありがとう」と、お菓子や飲み物ご馳走してくれる人たち。

そして日が暮れた島に、まだ不安定なリコーダーの音色が響く。
あれはこの前教えた練習曲だ。

こんな光景に触れると、何ともうれしい気持ちになる。
私はこの島で、幸せな時間を過ごさせてもらっている。
みなさん、どうもありがとう。

画像は、ヤシの葉でつくったマス(魚)とタリ(星)。
星は私がつくったのです♪

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by skr201 | 2009-10-07 04:50
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