ちきゅう



136日目 「心に響く言葉」

JICAの訓練所は国内に2箇所ある。
福島県二本松市と、長野県駒ヶ根市。
学習言語や任国によって振り分けられ、私たちは駒ヶ根で65日間の訓練を受けた。

主な訓練内容は、語学。
午前中に4時間、午後に2時間の語学の授業を受け、それに国際協力に関する講義が加わる。

私の学習言語であった英語の場合、クラスにはブータン、インド、フィジー、ミクロネシア(2人)、パラオ、マーシャル、そしてモルディブに派遣される合計8人で構成されていた。
8人というのは語学クラスの中でも最も多い人数だったけれど、良い仲間に恵まれ楽しく過ごすことができた。

そんな語学クラスの仲間で、メールをやりとりすることがある。
世の中本当に便利になったもので、私たちが派遣されるような国でも、いまやメールができるのだ!
それぞれの任地での活動や生活について書かれたメールを読みながら、その地で活躍する仲間の姿を想像するのがおもしろい。

時折、日本からもメールが届く。
私たちの語学クラスの担当であったサイモン先生。
これまで日本以外にも、世界各地を渡り歩いてきたという彼は、語学講師としてだけでなく、その世界観も魅力的なものだった。

そんなサイモン先生から、先日届いたメール。
それは私ではなく、ある隊員に宛てたものであったけれど、おそらく隊員の誰もが一度は感じることなんであろう。
JICA講師の経験も長い彼は、私たちが直面する問題も、敏感に感じ取ってくれるようだ。

"It is an old problem....how to get people to change or see things in a different way....how to help improve things.
Change is often the biggest fear for people.
It seems so much easier and safer to let things roll along in the same old way.
Don't get discouraged.
Just keep quietly pushing and pulling and showing by example.
Something will happen....eventually."

「それはよくあること・・・どうやって人やそのものの見方を変えるか・・・よりよい方向へ向かうように。
変化はしばしば、人々にとって最も怖いもの。
いつまでも同じような状況に甘んじている方が、よっぽど簡単で安全だ。
でも落ち込まないで!
押したり引いたり、静かに進み続けよう・・・具体的な例を示しながら。
最後にはきっと・・・何かが起こるだろう。」


心に響く言葉だった。

そう、誰だって変わることは怖いし、面倒くさい。
今のままだっていいじゃないか。そんなに困ってないし。

でも、より良い道は、他にもあるんだ。
それを少しずつでも見せていけたらいいな。
そしてその良さを、伝えることが出来たら。

誰も賛成してくれない日もある。
誰も協力してくれない日だってある。
一人ぼっちで何かできるんだろうと、悩む日もある。

でも毎日、ゆっくりじっくり積み重ねていきたい。
そんな私の姿が、この島の人々の目にどう映るのか。

「継続は力なり」って、日本にはそんな諺があったな。
その言葉自体が日本文化そのものを表していると、改めて感じる。

少しずつ。でも着実に。
「最後にはきっと、何かが起きる」のを願って・・・


画像は、
①ある日の夕焼け。引き潮のこの日、波がなく水面がびっくりするくらい滑らか。
②先週また、学校の年度末の打ち上げで無人島にピクニックに行った。海に架かる180度の虹。
③同上。この二つの虹の写真は、先輩PC隊員が撮ったもの。防水機能のない私のカメラは、雨の日は活躍できない。

f0204584_23213110.jpg
f0204584_23223944.jpg

f0204584_232493.jpg

[PR]
by skr201 | 2009-11-04 00:16
<< 138日目 「小さい島だけど」 134日目 「コカ・コーラのなぞ」 >>


モルディブでの島生活  +日本での日々の記録    -under the same SKY-
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
検索
その他のジャンル
最新の記事
記事ランキング
画像一覧