先日の日本帰国で、「水曜どうでしょう」のデータを手に入れた。
一昔前に北海道テレビで放送されていた番組。
大泉洋さんや鈴井貴之さんらが出演していた。
何てことはない番組なんだけど、これがどうもおもしろい。
内容というよりも、出演者どうしのやりとりが。
演出されてるんだかされてないんだか分からない、その「掛け合い」が、何とも笑える。
マニアの友だちに、DVDをごっそり借りた。
深夜までかかってコピーして、外付けHDに入れて持って来た。
そして、「島で落ち込んだら見て笑って元気になろう」って。
すると。
もう来てしまった・・・
これを見る日。
日本帰国がもたらしたリフレッシュ効果も、持ったのは3日くらい。
島に帰ってきたら、またいつものどんより生活に逆戻り。
いつになったら出られるんだろう、このローモードから。
夜9時だってのに、部屋の中の温度は36度。
庭の温度は31度。
今日も庭にPCを持ち出す。
陽気なあのテーマソングが夜の島に響く。
ケヨドゥーでこの音楽が聴けるとは思わなかったよ(涙)。
で。
やっぱり、おもしろい!
画面を見ながら一人で笑っている。
こうやって大きな声で笑うって大事よね。
頭の中で何かが弾けて、ポロッと落ちた。
こりゃあ「デトックス」効果アリだね。
1人で島にいたら、こんなふうにケラケラと笑うことも難しい。
頭の中が久々に「どうでしょう」モードになって、お腹を抱えて笑った。
島での活動のことも、生活のことも、忘れられる瞬間だわ・・・
このリハビリ、定期的に取り入れようっと。
この島での活動の意義、やっぱり疑問に思う。
生活の難しさも、日を追うごとに実感。
そして、JICAのやり方も、おかしいなって思うところがあるし。
協力隊として活動することは、小さい頃からの夢だった。
「憧れていた期間が長い分、実際に出会う現実とのギャップに悩むんだろう」って思ってはいたけど。
まさに、予想が大当たり。
今その、理想と現実のギャップに、もがき苦しんでいる。
でも世の中、何だってそうだよね。
理想と現実のギャップの中で、自分の立ち位置を見定める。
それが「生きる」っていうことなんだろう。
でも外国で、しかも僻地で、ひとりぼっちで戦うというのは、やっぱりかなりしんどいもんだ。
要は気持ちの持ちようだけど。
考え方次第で、乗り切れるものだろうけど。
そんなふうに器用に渡り歩けたら、苦労はしないよね。
タフなハートが、欲しいもんだ!
しかし「どうでしょう」を手に入れた今、しばらくは楽しく過ごせそう。
これが元気のもと!