今週もピクニックに行った。
また学校の先生たちと。
今回の隊次には、なぜか学校の先生たちが全面協力サポート!
ピクニックだけじゃあなくて、毎日のように遊んでくれる。
新隊員が来ると毎回ピクニックに連れて行ってもらっていたボート屋のマリオが、今回はイタリア人ゲストの接待で忙しくてこっちまで手が回らない。
だからちょうど良かった。
そう、ピクニックに行くのには船を確保しなくちゃいけない。
船を持っている人と交渉が必要。
仲良くなって一緒に行ってもらわなくちゃあいけない。
だから今回は本当に、ありがたいのです。
助かっています。
シュークリッヤー!
さて今回は、「ディッガ」という近くの珊瑚礁を経て、先週と同じく無人島(フリドゥー)へ。
この「ディッガ」という珊瑚礁は、なかなかの美しさ。
生きているサンゴが多く、鮮やかな色に輝いて青い海に色とりどりの花を咲かせていた。
でも・・・
足元を確認せず、そんなサンゴの上に立つ人。
乗っかられたサンゴはもちろん壊れる。
そのサンゴがここまで育つまでに積み重ねたであろう膨大な時間を想像すると・・・
たとえ泳ぎ疲れていても、下を確認してから立ってね。
ほら、そこにあるでしょ、ただの岩が。
さらに・・・
「写真撮ってよ!」って、サンゴに近付く人。
力任せに掴んだもんで、サンゴがポキッ。
大きなサンゴが根元から折れた。
こんなふうにして、モルディブのきれいな海から、命が消えていく。
海を守るためには、極論を言えば人間と海の接触を一切断てば良いんだけど。
そんな訳にもいかないから。
せめて多少の問題意識を持って欲しい。
最近モルディブでも「Environmentally Friendly」って言葉、聞くでしょ。
それから無人島へ上陸。
最近ハマッているのは、ショートフィルム作り。
防水カメラを使って、海で陸でシューティング!
いつも主演はマニック氏。
この人の回りでは、いつも何かが起きる。
笑いの神様が、宿っているんだろうね。
だからいつだってショートフィルムが、ショートコントになっちゃうけど。
サングラスだって、片目が壊れちゃってるし。
こちらはマニックのお嬢ちゃまたち。サンゴを手に。かわゆい!
のちに水球。
コーラのペットボトル(大)をボール代わりに、白熱!
そのうち沈め合いへと転向。
これもおもしろかったね。
あとは水中騎馬戦とか。
そして今回も事件が。
泳いだ後に、船の上でチョコレートを食べていたときのこと。
塩辛くなった口を、チョコが甘くしてくれる。
例のマニックがふざけて、「さあみんな、食べ終わったらゴミは海に捨てよう!」って言った。
すると私の隣にいた若い男の子が、本当にポイッとした。
私はムカッときて、背中を思い切りひっぱたいた。
誰かが彼の背中を、ちょこんと押した。
私は彼の背中を、どーんと押してやった。
ジャッボーンと、彼は海の中へ。
「泳いで取って来ーーーい!」ってみんなが笑う。
でもゴミは遥か彼方へ。もう手が届かない。
仕方なく泳いで戻ってくる彼。
船はエンジンを止めて待つ。
そう、この船ではゴミを捨てると、海に突き落とされるのだ!
体で覚えたかな。もうしないでね。
(注意:彼は冗談の通じる相手。そして、この船はマニック率いるおちゃらけ船。人を船から突き落とすなんて、絶対にしてはいけない!)
でも、あそこで「泳いで取って来い!」って誰かが言ったの、すごいよね。
それくらい悪いことだって、感じてくれてるんだ。
たとえ私の目の前でだけだとしても、うれしいな。
新隊員の3人と。
真ん中の男の子が海に落とされたアメックス。
新隊員の研修も、残すところあと1週間。
その後はまた1人ぼっち。
さみしくなるなあ・・・
島隊員は、みんな1人で戦っているんだもんね。
私もがんばらないと。