ちきゅう



348日目 「やっぱり海人」

授業中には、先生の話なんてまったく聞かないで、ふてくされてるあの子も。
仕事してんだかしてないんだか、毎日ふらふらしてるあのおじさんも。

やっぱり島の人って、「海人」。
海のことは何でも知ってる。

魚釣りがとっても上手。
船の運転だってちょちょいのちょい。
波や風や雲の動きを熟知しているし。

夕暮れ時にはいつものあの場所で。

私は夕焼け鑑賞+ヘッドフォンで耳を塞いで熱唱。
島人は釣り。

海と向き合っているときばかりは、不思議とみんなかっこよく見える。

時折ものすごい音を立て、無数の小魚の群れが一斉にジャンプする。
それを目掛けてペットボトルに釣り糸で付けた小魚を、これまた上手にポーイっと遠くまで投げる。
するとこれが、結構な確立で釣れるもの。

たまにペットボトルごと持っていかれたりもする。
そんな時は、自ら海に飛び込んで捕まえに行き、こんな風に抱えて帰ってくる。
(この子は兄貴分に「取って来い!」って命令されていた)
f0204584_0354449.jpg


そのままずっと持って行かれちゃっうこともあるけれど。

私はあまり釣りには興味がないけれど、魚を食べるのは好きなので・・・
知り合いに会うたびに「魚ちょうだいね」ってお願いしている。
これが言ってみるもんで、運良くもらえたりすることも多い。

そうやっていつも魚を恵んでくれるサヌーンが、「トリ」をくれた。
今日唯一の収穫だったのに、いいの?
f0204584_0381554.jpg

イスラム教では「喜捨」と言って、持てる者が持たざる物に施しを与えることも大切な修行のひとつ。
というふうに都合よく解釈をして、遠慮せずに頂きまーす。

お礼に今度写真を現像してプレゼントするね。
(こうすると島の人は喜ぶ。島では当然現像なんてできないから・・・)

魚にしろ、他のものにしろ、彼に限らず、みんな「いいよ」って、気前良くくれる。
ご飯だって食べさせてくれるし、遊びにだって連れて行ってくれる。
だからといって、恩着せがましくすることもない。

「ありがとう」を言わないのも、それがごく当たり前のことだからなのかもしれない。
足りないものは共有する、できることは助け合う、そんな絆で結ばれている人たち。

「有り難く」はない、「普通」のことなんだね、きっと。
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by skr201 | 2010-06-04 00:57
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