ここのところずっと雨続き。
いつもの抜けるような青い空やきらきら輝く海が見えない。
数時間おきに通り雨がやって来る。
そんな雨の合間を縫って、行き来する島人。
夕方に雨の降らなかった今日は、ようやく夕焼けを見に行けた。
久しぶりに太陽を見送る。
歌を聴きながら。
今日はケイコ・リーさんのVoicesというアルバム。
彼女を始めジャズは、日が暮れて月や星を眺めながら聴くのが良い。
空が紅から紺碧・黒へと色を変え風がしっとりとしてくる頃は、ジャズが染みる。
スーパースタンダードを集めたアルバム。
どれも彼女流にアレンジされてて素敵。
その中に名曲中の名曲"what a wonderful world"が入っている。
空にひとつ輝き始めた一番星を見ながら、歌詞に耳を澄ます。
I see trees of green, red roses, too
I see them bloom for me and you
And I think to myself
"What a wonderful world "
I see skies of blue and clouds of white
On the bright sunny day, or in the dark sacred night
And I think to myself
"What a wonderful world "
I see the colors of the rainbow so pretty in the sky
And also on the faces of people going by
I see friends shakin' hands sayin' "How do you do?"
I know they're really saying "I love you"
I hear babies cry I watch them grow
I know they'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself
"What a wonderful world "
木々の緑やバラの赤色の美しさ。
空の青、雲の白、神秘的な夜、七色の虹。
あいさつを交わす道行く人、子どもたちの元気な声。
そんな何気ない日常生活のひとコマを、「なんて素敵な世界だろう」って思えたのなら。
世界中のみんながそんな幸せを実感できたなら、平和な世の中が訪れるのかもしれない。
そんなことを、ふと思った。
「平和」という言葉は、何とも抽象的で、一体それが何なのか分かりづらいのだけれども。
この前植えたアサガオに本葉が出た。
縄跳びで二重とびが16回できた。
子どもたちの目は今日も輝いている。
フルスイングをしても肩が痛まなくなった。
今さっき流れ星をひとつ見た。
私が暮らすこの世界って、なんて素敵なんだろう・・・
"What a wonderful world !"