ようやく荷作りの目処がついた23時。
良かった、今夜は寝られそうだ。
最後の夜は、みなさんに食事を振る舞った。
学校関係者、大家さん一家、語学研修中のホームステイ先ご家族、ディベヒ語の先生・・・
総勢53名、総計2,120Rf($1=83JPYで計算した場合13,800円)。
友だちの幼稚園の先生の給料1,200Rf、マルカズのスタッフ3,000Rf、学校の先生6,000Rfだから結構な値段。
昨日は学校の職員の皆さんにサプライズのお別れパーティーを開いてもらった。
みんなで手作りの料理を持ち寄って、おいしかったなあ。
こんな風に着々と、時間は離島に向けて流れている。
だけれどもどうも、そんな気がしないんだよね。
明日の夜はもう、ここにいないなんて・・・
今日の朝礼で校長が、こんな話をした。
「キョウコミスは明日島を発ちます。感謝の気持ちを込めてプレゼントを用意するように」と。
えっ・・・
あのう、ようやく一連の仕分けが終わったところなんですけれど。
だから今日は。
あせってPCに成績を打ち込んでいても、ノックの嵐。
シャワーを浴びていても、「ドア開けてー!」の声。
スーツケースと格闘をしていても、また新たな荷物が到着。
昨夜のパーティでも、今夜のパーティでも、みなさんの暖かい心遣い。
未使用だけどいらないんだろうなっていう文房具だとか。
ヤシの木が描かれたお皿だとか。
木製の壺だとか置き物だとか。
そしていちばん多いのが、指輪やネックレスなどのアクセサリー類と、服。
リゾートゲスト向けの店で売っているものをくれるのだ。
気持ちは本当に嬉しいのですが、こんなにたくさん持って帰れません!
それになんで割れもの?
そして大きな木の壺や置き物・・・
そこのところが不可解。
はああ、この大量のハディア、どうしよう・・・
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明日も学校には行くのだけれども、それぞれの学年の授業がひとつずつ最後を迎える。
なんかここまで来ると、何もかもが愛おしいな。
整列して「1.2.3...」って数えながら準備体操をするのを見るだけで泣きそうになる。
成長したよねえ。
並べなかったのにねえ、今は準備体操だって自分たちでできるもんねえ。
ほんと、子どもの成長する姿を見られるのって、なんて幸せなんだろう。
またいつか、みんなに会いに来てもいいかな・・・
さあ明日は、なんと高速船をチャーターするという荒業を使って島を発つ。
どんな気持ちになるんだろうって、自分でも想像がつかない。