ちきゅう



「時間旅行」


いよいよ迎える2012年の金環食の日。
わくわくして目を覚ますと、なんと、外はしとしとと雨。

天気予報は曇りだった。
だからうす曇がちょうど遮光板の役割をして、きれいに見えるだろうなって楽観的予想。

見えないなんてまったく思っていなかったので、びっくり。
でもまあ、とりあえず向かおう。


いつも通り出勤すると金環食の頃には電車の中なので、それだけは避けたいところ。
だから15分ほど早い電車に乗った。


電車の中ではもちろん、ドリカムの「時間旅行」を聴きながら。


向こうの駅に着くと、雨がもう止んでいる。
空が明るくなってきているから、もしかしたら見えるかも。

昨日の夜慌ててインストールした、金環食観賞用のアプリを起動する。
今どの方向にどんな形で日食が起きているのか、カメラを起動した地図上に表示される。

便利なものが無料で配布されているすごい世の中だなあって感心しながら、歩いていると。



雲の切れ間に、太陽のリングがちょこっと見えた。
モルディブで見たものよりも、だいぶ細いよ。


嬉しくてうれしくて、すれちがう見ず知らずの人に話しかけてしまう。
でもまたすぐに、雲に隠れてしまった。

「また見えないかな」って期待しながら、しばらく歩みを進めたころ。
どこからか「わあー!!!」って声が聞こえてきた。


こういうの、いいよね。
みんなで同じものを見て感動してうれしくて、叫んじゃう、その気持ち。
サッカーW杯でゴールが決まった瞬間に、どこからともなく聞こえてくる、あの歓声とか。


時刻は午前7:35。
見上げてみるとそこには。
f0204584_2311563.jpg


奇跡的に発生した雲の切れ間に浮かぶ、細いほそい太陽のリング。
うすい雲のおかげで、遮光板がなくてもきれいに見えた。



ああこれが20年近く前に思い描いた、太陽のリングなんだ。
あの頃に歌の中で描かれていた光景が、まさに時間を越えて、今日ここで現実のものとなって目の前に現れたんだね。


つまりこれが、「時間旅行」ってことなんだ。
やっぱりすごいな、ドリカム。


そんなことを考えながら、欠けていく太陽を眺めた。
f0204584_2331174.jpg

[PR]
by skr201 | 2012-05-21 23:04
<< "clear blu... 「5月の風」 >>


モルディブでの島生活  +日本での日々の記録    -under the same SKY-
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリ
以前の記事
検索
その他のジャンル
最新の記事
記事ランキング
画像一覧