あんなに寒かったのに、いつの間にかこんなにあたたかい。
3月に入ったら、春の陽気に誘われて、木々がどんどん花を咲かせ始めている。
卒業式があった19日。
いつもだったら寒くて大型ストーブをいくつも点けている会場の体育館なのに、予期せぬ気温の上昇(夏日=25度以上になったらしい)で、暑くて窓やドアを開けるくらい(体調不良者が出た)。
私はジャケットの下に半袖を着ていたのだけれど、その半袖がちょうどいいくらいだった。
卒業式に半袖って、本当に異常気象だわ。
これは地球が泣いているんだよ、それとも怒っているのかな。
そんな日に、ふと窓の外に目をやれば。
シダレザクラが満開を迎えていた。
去年ここで満開のシダレザクラの写真を撮ったのは、データによると4月5日。
ほぼ2週間早いのね。
今年もとってもきれいだけれど、やっぱり違和感がある。
私たち日本人の感覚には、年中行事と季節感が絶妙にリンクされていて、それが遅くても早くても、違和感を感じるようにできているらしい。
たとえそれが、わずか2週間だとしても。
ソメイヨシノよりも色が濃くて、華やか。